だけどカトチャンの眼にはしっかりと光があるから、どうしても諦めきれなくて、今朝もケアの準備をしてカトチャンのケージを覗いたら、眼振が収まっていて。
そしてあたしの声に少しだけ反応したから、もしや…とちゅ〜るを差し出したらば。
飲んだ!
飲んだ!
飲んだ!
ちゅ〜るが飲めたなら…と給餌ペーストを急いで作ってカトチャンに飲ませたら、ほんの少しずつ喉が動いて、30分かけたけど10cc近いペーストを飲んでくれた!
いゃっほ〜い!!すごいぞカトチャン最高だ!!
嬉しくて嬉しくてダダ泣きしてたら、更にあたしを泣かせる贈り物が届いてくれて。
Aさまから届いた寅さんのお菓子たち。
あー…嬉しいな…泣。
Aさまが贈ってくださった箱を開けた途端に目に飛び込んできたモノを見て、思わず嘘でしょ!?と叫んだけれど、今年は入手出来ないかもしれないと半ば諦めかけていた坂本千明さんのカレンダーも入ってた…泣。
なんでこんなに優しいの…涙止まんなくて困っちゃうw。
たまらなく嬉しい贈り物を、本当にありがとうございました!
そっと家を出て仁くんと一緒にいつものお花屋さんへ行って、優しくて寂しがり屋の仁くんに選んだのは、ブルーのデルフィニウムと薄紫のトルコ桔梗に炎の形のカーネーション。
仁くんってとても純粋な子だったんだろうな、って思うから、ピュアなイメージのブーケにしたんだよ。
大好きだったおやつをたくさん持たせて、最期にも一度キスをして。
仁くんの穏やかな顔を眺めていたら、涙が溢れて止まらずに。
やっと仲良くなれてきてたのに。
やっと安心出来る場所だと分かってくれたのに。
もっとのんびり過ごしてもらって、もっと仲良くなりたかった。
もっともっと愛を伝えたかった。
だけど怖がりのくせに寂しがり屋だった仁くんに、友が出来たしかーちゃんも出来たんだ。
お腹を広げて転がって、ゆっくり眠れる場所が出来たんだ。
それを、せめて良かったと、喜ぶことしか出来ないや…。
いってらっしゃい。
どうか次に生まれてくる時には、最初から安心出来る場所に真っ直ぐ向かってね。
ちいさくなった仁くんと一緒に帰宅する前に、病院に挨拶がてらカトチャンのお薬の相談に寄ったらば、昨日の朝保護されてきた猫さんの保護主さんが、先生と話してるのが聞こえてきて。
聞こえてきたのは安楽死と言う言葉。
そして早口でそんなことは出来ないとまくしたてる先生の声。
話を終えて診察室から出てきた先生と顔を見合わせお互い苦笑いw。
なんでこんな時に必ず居るんだか…。と言われながらも見せてくれた猫さんは、横腹から下腹にかけて大きな貫通した傷が開いて膿だらけ。
おまけに腎不全のステージIII。
これじゃ時間もお金もかかるよね…。
だけどそれがいのちを止める理由になんてならないもん。
いいよ。うちに来れば。
って口を吐いていた。
留置を取って点滴を始め、かわいこちゃんの仮名を考えて。
ロシアン系の綺麗なグレーの女のこ。
神無月だし飯舘村から保護されて、今は幸せに丸々として暮らしてるカンナちゃんにあやかって、かんなさんという仮名を付けました。
耳カットされているから避妊は終わっているんだね。
まずは点滴をしながら経過を診ることになったけど、かんなさんのことも必ず守るから、少しの間病院で待っててね。
しっかりと治そうね!
やれやれ…自分の猫莫迦っぷりに泣けてくるw。
だけど夜にお注射が増えたカトチャンは、ほとんど出なかった声が出るようになって久しぶりにシャー!って言ってたし。
ローリエくんももなかちゃんも落ち着いてくれてるし。
どの子にだって出来ることがあるのなら、とことん頑張るよ猫莫迦なんだからw!
こんな自分に苦笑いしながら、今日もカトチャンに寝ずの番。
だけど眼振もかなり減ったし、昨日よりもずっと安心して見守っていられたよ。
そしてそろそろ眠気に耐えたくなくなってきた午前五時。
おしっ!
今日は二時間寝られるぞ…。
久々にベッドで寝られるぞ!
っつかさみー…ちびたち毛布分けてくれるかな…w。
時間見つけて冬支度にも精を出さないと、そろそろヤバイかも…。
がんばれ、、、アラフィフ、、、。
明日も頑張ろう。