譲渡会を終えて帰宅して、テンションが上がっている間に必死で夜のお世話とケアをしていたけれど、時間が経つにつれて疲れに気付き、お世話のスピードが遅くなり、前夜起きた時間の頃にようやく終わってバタンキュウ…。

いやはや年には勝てないわ…w。

だけど泥のように眠ったようで、短時間で起きたけどスッキリ気分で起きた朝。


それでも身体はヘトヘトで、動け動けと発破をかけながら、何とか朝のお世話とケアを終わらせて、勝平くんを連れて病院へ。


呼吸の粗さで胸水が溜まっているんじゃないかと疑っていた勝平くん。

興奮させるのが嫌だから、弱く鎮静をかけてから採血をして、レントゲンを撮ったら肺は真っ白け…。


ああ…間違いなく胸水だ…。


譲渡会を終えて高揚していた気持ちが一気に地の底まで減り込む程に引き摺り落とされた気分だわ…。


すぐさま処置をしてもらったら、鮮血色の胸水がどんどん抜けて行く。


先月の検査では悪いながらも安定してたのに。

目の前が、真っ暗闇に包まれた…。



昨年の秋にボランティアが初めてその存在を知った家には、10匹もの猫が居着いてた。

叶ちゃんほのかちゃんにもなかちゃん。


勝平くんと同じおうちで保護した子たちは、原因不明のまま空へと旅立った。



三平くんは低空飛行。


一平くんはたまに血尿が出たり止まったり。


まどかちゃんはたまに高熱を出してはケロッと治ったりを繰り返す。


唯一元気なのはのんきくんだけなんだよな…。




唸るばかりで触れなかった勝平くんが、今では補液をしている時でも膝の上で蕩けてる。



ここまでようやく慣れたのに。


とっても仲良くなれたのに。



まだまだずっと一緒に居るつもりしかなかったのに。



なんでだよ…。


なんでだよ…。



でも、あたしは今は泣かねぇよ。



だって諦めるつもりないもんね。



胸水の抜去を終えて先生たちと話し合い、これからのケアを決めてから、鎮静の覚めた勝平くんと一緒に帰宅して、たっぷり甘やかしながらケアをして。



落ち込んだ気持ちのせめてもの慰めに、遅すぎる朝メシに豆かーさんに貰った大好きな食パンを頬張って。



昨日出来なかった作業や床の拭きあげをしてたら、あっという間に陽が落ちて。



夕メシはAさまに貰った笹巻き寿司❤︎



眼にも嬉しいし美味しいし、疲れた心がホッとする。


譲渡会の会場をお貸し頂いたgallery Paw PadのオーナーIさまからは、たくさんのタオルや毛布を頂いて。


お掃除用のフェイスタオルやハンドタオルが減ってしまっていたので、本当にとっても助かりました…。


夜のお世話を始める前に、昨日頑張ったおちびたちをたっぷり甘やかし、今も充分可愛いけれど、もっともっと可愛くなぁれ!とおまじないw。


嬉しさも、苦しさも、愛しさも含めて全部しっかり受け止めるのが自分の仕事だと分かっていても、毎日ジェットコースターのように動き続ける感情をコントロールするのは大変で。


それでも。

あたしはかーちゃんなのだから。


みんにゃさんの、

かーちゃんなのだから。


笑え。

動け。

足掻け!


明日も頑張ろう。