この度は大変お騒がせをいたしまして、本当に申し訳ありません。


たくさんの支えて下さった方たちにも、悲しくやるせない思いをさせてしまいましたこと、心よりお詫び申し上げます。


昨年の終わりから自分の周りが騒ついていたのは分かってはいたけれど、それらひとつひとつを取り沙汰することはせずにおりました。


自分の出来なさ不甲斐なさを理解していましたし、ひとつひとつをゆっくりとでも自分自身が解決していくしか無いと思っていたからでした。


そしてようやく迷路の中を彷徨い続けた自分と改めてしっかりと向き合おうと動き始めたところだったからという理由もありました。


だからこそ視察したいという意向も受け入れて、日程のご連絡をお待ちしていますと伝えてありました。



そんな最中の猫の日金曜日。
急遽飛び込んできたSOSに、久々に短時間だけ圏内へ向かい、帰宅した途端目に飛び込んできたのは、あたしが不在の家の内外でたくさんの方々が立ち動かれている光景でした。


まさかの状況が繰り広げられている目の前の出来事に、一瞬怒りが湧き上がりはしたものの、久しぶりに会ったねこさま王国のありこさんに腕を引かれやり合いながら部屋に入ったら、キャリーに入れられている猫たちが居て、怒りが悲しみに変わって行くのが分かりました。


そこにありこさんから大きな言葉のパンチが飛んできて。

アンタ、いつまで自分を縛り付けてんのよ!
何で、どうしてヒトを頼れないの!?

返せる言葉はありませんでした…。



自分に異変を感じたのは昨年の秋頃のことでした。

身体と頭がちぐはぐになり、身体が動かなくなってしまう日が増えていき、出来ていた筈のコトが出来なくなって、何かをしていても手が止まり、無意味に涙が流れたり、震えて動けなくなる日もありました。


これじゃダメだこれじゃダメなのに。と必死に自分を叱咤してみたけれど、SOSの出し方が分からなくって。


ブログやTwitterを書けなくなり、言葉の出し方が分からなくなり、踠いても抜け出せない迷路を彷徨い続けることしか出来ませんでした。


そして日が流れ、年末が近付いてきた頃、ようやく少しずつ頭のスイッチが切り替えられるようになっていき、やっと元の自分を少しずつ取り戻して行くことが出来ました。


必要なモノを買い込んで、自分なりの段取りを悩み考え、ひとつ、モノを捨て置き換えて、ひとつ、モノを捨て入れ替えて。
ひとつひとつ考えながら作業を進めていた、その真っ最中の出来事でした。


湧き上がる様々な気持ちに封印をして、皆さんに御礼を言って外周りの作業を手伝い、お願いする猫たちの相談をして、ありこさんが連れて行くと言ってキャリーに入れられていた猫たちを一旦戻し、最終日にどの子を託すかを話し合い、帰って行く皆さんに頭を下げて見送って、部屋に戻って点呼をしていたら、何匹もの猫たちの姿がありませんでした。


呆然として居ない子たちの名前を呼び、今朝の姿を思い出してへたり込んでいたけれど、どの子にも絶対に幸せを見つけてあげたいと思っていました。それは決して嘘でも偽りでもありません。


せめて最後にひと言だけでもお別れが言えたなら…とは思っていますが、出来ていないことが多過ぎて、ひとりじゃ出来なかったことも多過ぎて、追いついていないことは事実だったから。


だから不在の間に立ち入ったことも、知らぬ間に猫たちを連れ出したことも、警察沙汰にすることはせず、ケア中の子と里親さんが決まっていた子たちと、お預かりしていた子は戻してもらえるようにお願いをして、皆さんが帰宅した後に隠れていた場所から出てきた子たちを追加で迎えてもらえるようにお話をさせていただきましたが、お話ししていた子たち全てが戻ることはなく、更なるご迷惑をおかけした皆さまには申し上げられる言葉がありません…。


土曜も日曜もたくさんの方がお手伝いにいらしてくれました。

ひとりでは出来なかったことがたくさん出来ました。

今後も手伝いに来るよと言って下さった方もいらしたので、お願いしますとお約束をさせて頂きました。


そんな三日間が過ぎて迎えた月曜日。

たくさんのご連絡を頂きました。

三日間の徹夜でぼんやりしつつも、受け入れますよというご連絡を下さった方たちに感謝しながら、みんにゃさんを落ち着かせるためにゆっくりとお世話とケアをして、行き届かなかった場所を片付けながら、毎日たくさんのやり取りをさせて頂いています。


手を差延べてくれた知人友人里親さんなどのおかげで、今月中に40を超える愛しきみんにゃさんが福猫舎を後にします。


お世話やケアや作業の合間に、ご連絡を下さった方たちに少しでも適する子たちをお届けするためのマッチングをしながら、ひとりひとりの書類を用意したり引継書を書いたりお薬やサプリやお気に入りのおやつを用意したりと、各所からの連絡に対応しながら過ごしておりますが、まだほとんど食事は喉を通らない中、差入れを届けてくれたヒトが居たり、ヒト用の差入れが詰まった箱が届いたのを見て、申し訳なさやありがたさや言葉では現せない様々な感情で、涙が、溢れました。


前を、向かなければ。
上を、向かなければ。
改めて、そう思いました。



明日であの日から九年目を迎えます。 

自分に言い聞かせ、自分を縛り付け、呪文のように唱えていた言葉。

明日も頑張ろう。

もう、自分を縛り付けるのはやめにして、ゆっくりとでもまた歩き出すために、この言葉とはお別れしようと思います。


様々なご意見があるとは分かっていても、まだ数多の言葉に向き合える力はありませんことと、手を挙げて下さっている方たちとのやり取りを優先させて頂きたいので、恐れ入りますが今はコメント欄は閉じさせて頂きますことをお赦しください。

先日は保健所に行ってきました。

近日中に視察にいらしていただく予定も立ちました。

この活動を始めて以来、こんなにもヒトと話したことは無い程に連日様々なやり取りをし続けていたら、気がつけば二週間が経ってしまっていました。

長い、長い、毎日でした。

何ひとつ言葉を発することも出来ずにおりましたこと、重ねてお詫び申し上げます。


落ち着きを取り戻せるまでの間は、ありこさんや来舎してお手伝いくださる方たちから少しでもうちやみんにゃさんの情報を届けてもらえるようにしたいと思っていますので、どうぞ今暫くお見守り頂けますよう、心よりお願い申し上げます。


福猫舎  犬班A。





今出来るご報告をひとつだけ。

ありこさんのブログに書かれていた危篤の子というのはうちの子ですが、先日静かに旅立っていきました。

また、たくさんの方がガイアの生死を懸念下さっていると聞いておりますが、まだまだ予断は許しませんが、ガイア、頑張ってくれています。

毎日ちゅ〜るを3〜4本やカロリーエースや退サポ缶を、一度も吐かずにしっかり食べてくれています。

先日からは神経症状で突っ張ってしまっていた手足を折りたたみ、香箱スタイルで寛いでくれていたり、一昨日からはベッドの縁にもたれて立ち上がってくれたり、自力でお皿からおやつを食べてくれるようになり、その都度飛び上がって喜び泣いています。

無理すぎる無理をさせるつもりはありませんが、ガイアが頑張る限り寄り添い続けたいと思います。