前回の続き

会の最後の方で加害者の方が被害者がどんな気持ちでいて、どんな苦しさを持って生きているか想像出来なかったから被害者の気持ちを聞けて良かったと言っていました。


加害者ってなんか特殊なモンスターみたいに思ってたのに話してみたらそんなことはなくて、心無いモンスターは私の父みたいに償う心や感じる心が無いがないケースだけなのかなと思いました。


 

最後の感想で私も本当は話す側として依頼をもらっていたけど加害者がいる前で自分がどうなるかわからなくて怖いから断ったことを発言しました。

そして今回ここにいる加害者みたいに父も罪を認め償ってくれたら楽になるのにと思った話をしました。



帰り際、加害者として参加されていた一人から貴重な話、胸のうちを聞かせてくれてありがとうと言われました。

お互いの間にある深い溝は確実に浅くなっていたのを感じました。



被害者の一人が、もう傷つけ合うのはごりごり、再犯は罰では防げないから再犯しないように幸せになって欲しいと話していて、その器の大きさに感動しました。


加害をする人は被害を受けてきた人が多いと聞いた事があります。
コインの裏表のように同じ人の中にも加害性と被害性があると思うと発言された方もいました。


傷つけられて悔しい、モヤモヤするその気持ちは私にも分かります。

でもそのモヤモヤを解消したいという自分勝手な理由ために傷つけた被害者がその後傷つきボロボロになりどんな人生を送るのか、そこを想像して欲しいです。


痴漢加害で捕まった人が、自分が逮捕された翌日に娘が痴漢にあったと話していました。
それを聞いて怒りが沸いたし、なぜ逮捕されなかったんだと憤ったとのことでした。


娘さんはお父さんが捕まったから訴え出なかったと言ったそうです娘さんの言葉に涙が出そうになりました。

被害者も加害者も親だったり子供だったり家族がいて、それぞれの人生があって、お互いを尊重し思いやれたら犯罪なんてなくなるんじゃないかと感じました。