唯、澪、律、紬。
4人の食事チョイスから、そのキャラクター性への理解を深めてみる。

【シチュエーション】
卒業式前日。
部室に集まるも昼食のない4人は、購買でパンを購入することに。

【チョイス】
律→コロッケパン(約350kcal)、メロンパン(約300kcal)
唯→クリームパン(約300kcal)、チーズパン(約350kcal)
澪、紬→三色サンド(約300kcal)

【考察】
律&唯、澪&紬の二極化がハッキリしている。

中性的な志向の律は、惣菜パンと菓子パン。
実にわかり易い。

乙女100%?の唯は、クリームとチーズ。
これまた非常にわかり易い。

澪。三色サンド。
絶対カロリーを気にしてる!特に力なげにオーダーしてるあたり、自戒の意識を感じずにはいられなかった。

特筆すべきはむぎちゃん。
澪と「同じもの」というオーダーの仕方をしている。
理由は恐らく二つ。

まず購買に何があるか知らない可能性が高い。
この日以外にむぎちゃんがパンを食っている描写はないし、いつかは「うな重」など持参してるあたりから、購買へ赴く必要性は皆無と思われる。

もう一つは、澪への信頼感。
「食ったら太る」自然体仲間として澪を同属視しているであろうエピソードは多い。

まとめると、
「何があるかわからないけど、澪ちゃんと同じなら間違いないわね。」
という心の声が聞こえてきそうだ。

結果、推定約800kcalのゴールデンチョコパン分のカロリーも摂取するわけだが、そこに不満を言う者はいない。

それぞれが個性的に生きてるようで、常に友情がある。
またハッピーには全員で乗る、という素敵スタイルであること。

たかが食事のワンシーンに注目するだけで、こんなにも楽しい気分になるから『けいおん!』はやめられない。