「響け!ユーフォニアム」全13話、観終わりました。
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コレはね、今日最終回を観たかったんだ。
やぱ最終回とは寂しいもので。作品が好きであるほどソレを迎えることに躊躇しがちだけど、今日はなんたってムギちゃんの誕生日ですから!そんなムギちゃんを演じた美菜ちゃんも絶妙なブログをUPしていたし、「ユーフォニアム」での あすか先輩に「ジョイナス!」と言われたようで覚悟を決めた。
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もうね。「ユーフォニアム」がどれだけガチかと言うのは、京アニファンであれば察するに易くて。全13話という話数構成は、本編12話、クールダウンの1話というのが京アニセオリー。しかし「ユーフォニアム」はその全てを本編に充ててきたのだから、まずこれは尋常じゃないぞと背筋が伸びる。

最終話の絵コンテ担当は山田尚子さん。尚ちゃん。“青春の魔術師”尚たんですよ。いやもう俺の、俺だけの尚子ですよ!(ハアハア
だって、彼女を愛してますから‼︎
‥すみません、少々取り乱してしまいました。

そんな完璧なシチュエーションで以っての本編なんだけど‥

ラストは北宇治の晴れ舞台。
そうであればと、虫の知らせながらラストの直前に第5回「ただいまフェスティバル」を再視聴。この気まぐれが大正解だった。

久美子と麗奈の距離感。滝&松本のティーチャーズによる天丼芸。葉月の甘酸っぱい余韻。ミドリたんのひたむきさ。秀一と久美子の‥。
ノリノリな花田十輝さんの「これでもか!」な脚本と、みずみずしさファクトリーの工場長こと尚ちゃんとのタッグが超炸裂ですよ!目まぐるしく変わるカットの一つ一つに蘇る思い出とその変化。キャラクター達の息づかい、存在感というモノを余すことなく味わえた自信があるね!

もう一つ気付いたのは、肝である演奏シーン。これもガチだった。ある種京アニ(尚ちゃん?)にとっても挑戦だったんじゃないかな?
他ジャンルながら「ハルヒ」や『けいおん!』で魅せてきた演奏シーンには特徴があって、実は結構な割合で風景画が挿入されるという技法を採用していたんだけど。「ユーフォニアム」ではメインの演者たちと一部裏方の部員という、ほとんど脇目も振らないカットワークが新鮮。
だが、うーん。これは俺的には新鮮さ以上の何かを得ることもできず、そうした必要性にはハテナ。多くの部員に対する愛情かな?とは思ったけど。あと欲を言えば、演奏シーンだけ音量を2レベル位大きくするマジックが欲しかったなあ。ちょっと迫力に欠けて聴こえたのは、オケの音量と裏方部員の会話音量に差がなかったからだと思う。

画良し!音良し!というスタートからやや懸念していた声優さんらの演技だが、コレは回を重ねるごとにどんどん上達していったのは素人の俺でも分かった。最初から決して下手じゃなかったよ?でも特に第12回の久美子が「上手くなりたい!」を繰り返すシーンでは、もう鳥肌が立ってしまった。若い演者さんが放つ演技でここまでシビれた経験はごく僅か。いやあ、アレは凄かった。

ひとまずのハッピーエンドを迎えたものの、最後の最後にフッと集中力を欠いてしまったのは、やはり前述の演奏シーンに対する違和感か。正直ストレートなエンディングにまで、何か物足らなさを感じてしまったのも事実。

まあでも、これまた良いモノを観させていただきました!近い内にもう一周観とこう。90点!