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何の因果も下調査も無く、全13話観ました。

美術部高校生の日常系。特に大きなイベントも無く、ゆるくて好きな系統のやーつ。
コミュ障の主人公にこそ若干のウザさを感じたものの、その他には嫌味を感じることもなく良い空気感。主旋律をピアノとしたテーマ曲や挿入BGMも爽やかで良かったし。キャラ同士のやりとりにあるコメディ要素、ネコ同士が会話するパートも面白かった。

特筆すべきは声優さんですよ。2007年の作品とあってもう8年前ですから、皆さん基本的に若さが目立って。
なんせ主人公を演じた花澤香菜ちゃんが下手(笑)その特徴的な声質からして「あ、ざーさん」とすぐに気付いたけど、「‥だよなあ?」と確信が揺らぐほどの棒っぷりが初々しい。まあ話数が進むごとにメキメキ上手くなっていく様も感じられたので、やはり天才は努力あってのものと再確認。
他にも日笠陽子ちゃん広橋涼ちゃんなどの心の女神たちはなかなか最近聴けないテイストで演じられていたけど、エンディングテロップを確認するまでもなく彼女らを特定できた自分の鼓膜が愛おしい。
それらを差し置いて、この作品で一番心に刺さったのはミケを担当した金田朋子さんの演技だ。
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「なんか人じゃない」という独特の雰囲気がキャラクターにハマり過ぎていて、良い意味で全編コミカルに感じられた。なんかもう、ミケが登場するだけで気持ちが楽しくなっちゃう症候群にすら。あー、可愛かったなあ。流石だ。

75点。70点程度の作品は以後リピート視聴することはほぼ無いだろうが、前述のミケの部分にそれを覆す可能性がある。