日中はそこそこの常連客となりつつある中華飯店へ行ったのだが、なんか「食べ放題」をスタートしたということで。

そもそもここを好んで使っているのは圧倒的なコスパで、ランチなんか数十ある種類の全てが満腹のボリュームなのに、更にライスおかわり自由やコーヒー自由でデザートまで付いて500円という。
なので「1,980円で食べ放題」と言われても、いやフツーにお前んちで1,000円分も食えねえわとしか思えないんだけど。

そういう本質的なところとは別に、中華屋のロマンはお品書きに求めたいもの。御誂え向きに食べ放題メニューには87もの種類が書かれており、
ここには間違いなく「アタリ」が含まれているに違いないと確信し、ニヤニヤと眺めながら独りで楽しい食事の始まり。

ホラ見たことか。
まずはこの辺りから検証していこう。
ちょいちょい非常用漢字のようなものが含まれているのが良い雰囲気だが、9番「レンコンの和え」。「なにと⁉︎」と突っ込まざるを得ない無骨な一品。ちょい下の11番にはしっかりと「ラー油和え」があるのに。16番「牛内蔵のおつまみ」というのも分かるような分からない感じだし、17番は和訳すら放棄している「トウチリャンフェン」。そんな事言われても。19番の「油鮮」も全く意味不だ。
因みに見切れた最下段の「〜セロリ炒め」が一瞬「ロリ炒め」に見えてしまい、えっ⁉︎となってしまったのはご愛嬌。

ていうか全般的にこんな調子で凄く良かったものの、いちいちピックアップするのも疲れるもので。結局一番の謎だったのが、
6番「冷ぬ」。
この際2番も3番も無視してでも気になる「冷ぬ」。完全な日本語なのに読み方すら不明とはレベルが高く、恐れ入った。

この「冷ぬ」がどうしても気になり夜な夜なネットで調べてしまったが、これまたビックリ、「冷ぬ」の存在は全国各地で報告されていた!
その結果は、どうやら「冷奴」の誤植だろうと(笑)。ああね。「奴」に「ヌ」が入ってるもんな。なぜチャイナは「女」を抜いてしまうのか。新たな疑問は湧きつつも、取り敢えず「冷ぬ」の謎は解明された。

近々女の子と食事の予定があるんだけど、ここに誘ってみようか。そして6番を指差しサラッと「冷奴」とオーダーする様は、どんなジェントルマンに映ることだろうか。こんなことをしているからモテないんだと思うけど。