「さんかれあ」65点。
なんだか演出がシャフトっぽいというか新房ぽいなと思ったが、監督はシャフトに居た人なのね。そして設定の割にストーリーがあんまり面白くない点とか、ナニコレ的なスカしたエンディングとかも似てたなあ。「昭和元禄落語心中」や「かぐや様」を観れば、人に歴史ありという事か。

「ぷれぷれぷれあです」70点。
これを1作品としてカウントしても良いものかという感じだが、ショートとは言え24話あったから良しとしよう。本来円盤の映像特典のようだが、昨今こういうのもネット配信されてんのね。しかしまあ本編の「オバロ 」のオマケとしては良いものだが、コレ単体で観るもんじゃねえな。

「刀使ノ巫女」70点。
構成が上手く無かったのか、長編の割には重厚さに欠けたよなあ。ありふれた少女バトルモノの域を越えることはなく、量産系の一つと言わざるを得ない。アクションシーンなどは良かったが、キャラデザは好みでなく。サイコな下級生のエピソードとか、無駄が多かった印象。


「結城友奈は勇者である」75点。
「まどマギ」の二番煎じ臭がガッツリ立ち込める中、若干「シンフォギア」の気配も感じたり。兎に角新鮮さに欠けるものの連続だったが、王道が故の確かな良さもあった。ただ世界観の設定がお粗末だったので、少女らを無駄に傷付けたような印象が強く、コレを好きとは言えない。

「電波女と青春男」75点。
シャフトらしい声優陣には垂涎だったが、シャフトらしい演出は相変わらずチョット苦手。あとはまあ最終話のカンジも溜め息が出たけど、総じてまあまあだったかな。コメディシーンの切れ味が良かったら、女の子がもっと可愛かったのに。なんかラブコメ慣れしてない時期だったんだなあと。

「寄宿学校のジュリエット」75点。
作画の崩壊と稚拙な脚本設定には目を瞑っていたが、あれだけ濃厚な声優さんらを起用しておきながら、誰もいまいちノリきれていなかった感じがした。音監の鶴岡さん、どうした?と心配するレベル。主人公ロミオのカッコ良さには惹かれたが、心に響くまでには至らないノイズが多く残念。

「うさぎのマシュー」50点。
面白さがわからないまま、ショートなので全52話を垂れ流しにしてしまっただけだったというか。クスリともできない微シュール設定にイライラしつつ、ただ声優さんは好きだから困った。低血圧風のあやち声はツボ。こういう作品の需要が全くわからない。駄作。

「立花館」55点。
うーん、コレはどうしたものか。単純に、何もかもが良くなかったぞ。ありがちな設定、可愛くない女の子たち、退屈なシナリオ。中途半端なスケベ要素。原作が「百合姫」なので、そんな層には刺さるんだろうか。津田ちゃんがヒロインの貴重な作品だったのに、肩透かしゴイスー。

「あそびあそばせ」60点。
ネット評価はかなり高かったように記憶していたからお楽しみでストックしておいたのだが、全然面白くねえの。作品要のギャグセンスがコミックボンボン並なので、罰ゲームに近い感覚。ただ声優さんが素晴らし過ぎたので完走してしまった。テーマ曲も良かっただけに、内容のクソさが痛恨。

「バジャのスタジオ」70点。
京アニのオリジナル短編アニメ。京アニらしさが全開の作画クォリティと、優しくも嫌味の無いギリの見極めが秀逸な作品だった。が、ストーリーモノでも無ければメッセージ性があるワケでもないこの手の作風は、物足りなさを残すものでもあって。アニメの本質への拘りが過ぎた印象。

ここ最近は前のめりで視聴できるような良作との出会いが無く、アニメに対してテンションの停滞感すら伴う期間になってしまった。未だリアルタイムの冬アニメへはあまり手を付けていないが、「シートン学園」の一強に支えられている感じ。

こういう倦怠期にガツンと食らおうと保留にしているビッグタイトルのストックも、ぼちぼち厳しくなってきた。
少し視界を広げて周りに気を配るとか、自身のレベルアップが必要な気もしてきたなあ。