「めっちゃ辛いことあった」
「よっしゃ踊りに行くか？」
という展開になった。
ダンスにお酒は付きもので
気が済むまで
付き合おうと覚悟を決めた。
2時間のタイ古式マッサージの
技を5日間で合格するという
スケジュールの中で
3日目の緊張感もあってか
身体も頭も余裕が無いセラピスト達
を見ていたら
オイルマッサージに連れて行って
あげようと仲間たちを誘った。
集団のメリットで
1時間400バーツが
300バーツに値下げをしてくれたが
手を抜くことなく
とても丁寧なマッサージで
仲間たちも皆、満足だった。
オイルで髪もベタベタになり
帰ろうか？と言った時に
「私は帰らない」
と1人のセラピストが言った。
0.2秒で私は
「じゃあ付き合うよ」
という流れになったが
後ろを振り返ると
５人でクラブに向かっていた。
大音量で鳴り響く音楽に
身を任せ踊りまくっていたら
ドイツ人の集団に
声をかけられたが
会話が聞こえず
ただただ踊って笑って
お酒を飲み
仲間たちと目が合っては
爆笑し楽しかった。
クラブが激混みになり
超満員の頃に
「そろそろ帰りますか？」
と彼女が言った。
辛いことがあった彼女の口から
帰りますか？と言われるまで
付き合ってくれた仲間たちが
私は大好きだ。
2人の娘さんを部屋に残して
一緒にダンスした仲間にも
心底感謝している。
きっと心の声で
代表！私たちは楽しみたかった
だけですから。と言っているに
違いないが
ただただ寄り添う
ことの大切さを
これからも大事にしてほしいと
願っている。
気がついたら誰よりも
楽しんでいたけれどねw
#藤川恵美子
#藤川恵美子エッセイ
