読書のあっきぃ
スポーツのあっきぃ
食欲のあっきぃ
あなたはどれが聞きたいですか?
今日はせっかくなので旬なお話
食欲のあっきぃをお聞かせしましょう。
あっきぃは最近、大山に行きました。
やはり、食欲の秋。
秋といえばきのこですね。
そう、大山にきのこ狩りに行ったんです。
きのこに詳しそうな人(ただの食いしん坊)ときのこに詳しそうな人(料理が上手い人)ときのこに詳しそうな人(もうすぐ23歳になる黒髪イケメン役者)の3人で探索するので、食べたらヤバそうなもんは回避出来るだろうとスキップして登山していました。
探索して30分、きのこに詳しそうな人が美味しそうなきのこを見つけた。
更に10分後、きのこに詳しそうな人がどっかで見たことがある山菜を見つけた。
そいつ曰く食えるらしい。
なぜかドヤ顔で言われた。
そして最初にきのこを見つけたきのこに詳しそうな人がまたきのこを見つけた。
しかしあまり美味しそうじゃなかったので、手を付けず探索を続けた。
実はこの3人、きのこが美味しそうか美味しそうじゃないかを見分けるのは得意なのだが、名前まで言い当てることは出来ないこだ。
きのこに詳しそうなのにね。
あっきぃは自慢のきのこを見せてくる友人を指をくわえて見ていた。
悔しい。このままじゃ悔しい。
そう思ってあっきぃは本気を出して探し回った。
きのこを取らなければ…。
今晩のおかずはなくなってしまう…。
おかずがなければ…。
この先生きのこる事は出来ない!
そして探索を初めて1時間。
やっと探し当てたのである。
松茸に似た美味しそうなきのこを!
松茸と比べたら色も濃すぎるし、傘が大きいが大丈夫だろう。
そっと巾着袋に入れた。
友人は羨ましがっていた。
あれは絶対に羨ましがっていた。
「お前、それやめた方がいいよ」
って言って捨てさせようとした友人。
きっと悔しかったに違いない。
1時間かけて探し当てた松茸が羨ましかったに違いない。
そこからきのこに詳しそうな人たちとは解散して、あっきぃは自宅へ帰った。
大変だったけど、楽しかったな。
また今度行きたいな。
…
それから一週間後。
時刻は深夜3時。
…
ふと夜、目が覚めた。
目覚めると同時にお腹が鳴る。
あぁ、腹が減ったなあ。
…!
一週間前に獲った一本のきのこを思い出す。
そうだ、きのこを食べよう。
あっきぃはキノコチャーハンを作る準備をした。
材料はご飯、キノコ、豚肉、バター、醤油、塩コショウ。
コッコッコッ…。
サッ…!
ジュゥ~…。
一気に美味しそうな匂いが広がった。
んー美味そうだ!!
一応味見をしてみる。
…。
…?
うん、おいしい。
一気に頬張った。
これ食って寝よう。
明日の稽古の為に寝よう。
ごちそうさま!!
あっきぃは笑顔で就寝した。
そして悪夢は始まった。
昼過ぎ、腹痛で目覚める。
なんだこの痛みは?
慌ててトイレに駆け込んだ。
出しても出しても腹痛は治まらず1時間が経過した。
そして確信した。
僕は毒きのこを食べたんだ。
それが夏の終わり。
そして秋の始まりでもあった。
あっきぃは未だ腹痛に悩まされています。
実はその後もおしっこがネバネバしたり、ストレスで下半身麻痺したり、悲惨な状況でしたが、今は大丈夫です。
みなさんも毒きのこには注意してくださいね。
佐々木☆陽光
あっきぃでした。