お久しぶりです。

長らくブログに触れておりませんでしたが、気が向いたので書いてみようと思います。


スコットランドに直オーダーしていたエアロレザーのロングハーフベルトですが、去年の10月に届きました。新型コロナの影響でスコットランドはロックダウンしていたため、当初の予定からは3ヶ月ほど遅れての到着でした。


写真を載せようと思ったのですが撮ったはずの写真が見つからないので、今度撮影して載せたいと思います。


仕方がないので最近買ったブーツの話に切り替えます。いきなり写真から


外箱から出しやすいようにスズランテープが巻いてありました。お心遣いに感謝!予備の紐と手紙に見せかけた納品書。

OR7別注クロムエクセルブラックです。

革の積み上げが踵部分に一枚入っています。
ソールはビブラム1100。
内張は総張りでくるぶし周りとタン裏の黒い部分にクッション材が仕込まれています。そのためとてつもなく足あたりが優しく、足への追従性も高いです。届いてすぐに3キロほど歩きましたが靴擦れはしませんし、踵浮きもほぼ無いです。したがって手で持つとレッドウィングのベックマンより重いのですが、履いてみるとベックマンの方が重く感じます。

これからゆっくり馴染ませていこうと思います。

おまけ


表裏共に左からケベックレザーブラック(OR5)、ケベックレザーブラック(OR8)、クロムエクセルブラック、ケベックレザーボルドー、オイルドブルアップブラック(250)です。
面白いのは同じケベックブラックなのに色合いと硬さが違うんですよね。OR5の方が革が硬く色も濃かったです。大体の革製品は同じ革なら黒の方が茶色より硬いと思いますので、同じ色でも濃く入っている分硬いとかなんですかねー?
まぁ牛によっても皮が硬いとかあるでしょうし、硬さのことは個体差の可能性が高そうですけどね。ちなみに表側が1番黒く見えるのは250です。
こちらは上からケベックブラック(OR5)、クロムエクセルブラック、ケベックブラック(OR8)、ケベックボルドー、オイルドプルアップ(250)です。
OR8とオイルドプルアップの色味が似ていてOR5の革は色が濃いのがわかると思います。
革の厚みは250の物が薄いですね。あとはほぼ変わらないですが、クロムエクセルの物が少しだけ厚い感じがします。
押してみると色が薄くなるのはケベックボルドーだけでした。黒はわかりにくいです。
曲げた時に1番硬いのはケベックブラック(OR5)2番目は薄さの割に硬い250です。250は安藤社長も硬いとおっしゃっておられたので革の作りが硬いようです。柔らかいのはクロムエクセルですね。摘んだ時もふわっとした感じがあるので足あたりの優しい革なのは間違い無いです。(弱いという意見もありますが、私の持っている別のクロムエクセルで出来た靴は特に崩壊することもなく3年以上履いていますので、普段使いなら他の革と大した強度の違いはないのでは無いかと思います。)
この革サンプルは色々比較が出来て楽しいですね。安藤製靴のことを書いているブログを情報収集のために読み漁っていますが、このオマケを靴べらにも使えると書いている方がいらっしゃいました。多分短靴以外は無理です。長さが足りないですし柔らかく滑りも良くないので使い物にならないと思いますよ?
むしろこのオマケの真骨頂は、新しいオイルなど靴に塗布する前に試したいケミカル類を試すためにあると言っても過言ではないと思います。よく取説に目立たない部分で試してからって書いてありますよね?目立たないどころか革は同一、そして靴本体でもない。こんな便利な物がありますか?実験に使っても痛くも痒くもないんですよ?素晴らしい(笑)

というところで、エアロレザーの話のつもりが安藤製靴にすり替わりましたが、私は元気にやっております。

ではまたー