魔女のバイオリン | チェコチェコランドのイベント・商品情報ブログ

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チェコアニメのキャラクターたちを中心にチェコの絵本などを紹介しているチェコ・チェコランドのイベント・商品情報ブログです。

チェコの大人気アニメ、

「マキシペス・フィーク(巨大犬のフィーク)」の

作者イジー・シャラモウン

 

1970年代の作品ですが、

チェコの書店ではどこでも見る絵本です。

 

絵本大国のチェコですが、

その中でも特に人気のある作品です。

 

チェコでよく見られる絵本を紹介しますと、

まずはもぐらのクルテク

クルテクの絵本がない書店は

まずチェコにはないでしょう。

 

 

そして、ヨゼフ・チャペックの

こいぬとこねこのお話

近々、DVDを発売します!

http://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12179004503.html

http://czech-czech.jp/SHOP/134332/list.html

 

そして、生涯400タイトル以上の絵本の挿絵を描いた

ヘレナ・ズマトリコヴァーの絵本

 

そして、チェコの挿絵画家の先駆け

ヨゼフ・ラダの絵本

 

シルクハットに乗って現れる

2匹のウサギのお話し「ボブ ア ボベック」

 

いまだ続編のアニメが作られている

2つの人形のお話「パットとマット」

 

そして「マキシペス・フィーク」

 

他にもございますが、

これらが、定番の大人気絵本。

チェコの子供たちはこれらの絵本を

通り過ぎます。

 

しかし、作者のイジー・シャラモウンは、

ブラックなユーモアが持ち味の作家です。

 

決してほのぼのした作風ではございません(笑)

 

そんなシャラモウンの

超ブラックな作品を

8/13(土)18:45~

渋谷のアップリンク「This is チェコアニメ!2016」の

怖いアニメ特集で上映します。

 

「魔女のバイオリン」という作品です。

共産政権が崩壊する1年前の1988年の作品です。

 

さびれた工業地帯

あまり知られていませんが、

チェコは工業国です。

自動車部品製造が最も盛んな産業です。

 

でも、シャラモウンの画では、

盛んなイメージがありませんね。

人の気配がしません。

 

そんな街に住む女性。

人が居て少しほっとしますね。

庭に鶏が数羽います。

 

倉庫のようなところに入って…

 

一見、普通の女性のような雰囲気ですが、

よく見るとここには物騒なものがありますね。

 

 

ご飯の準備のようです。

 

足りないものがあったみたいです。

 

娘さんでしょうか?

まだ寝ていますが、起こします。

買い物でも頼むのでしょうか?

 

この話は、セリフが全くありません。

音楽をバックに、お話が進みます。

 

とてもありきたりな日常に見えます。

 

でも、ここからおかしな展開になります。

起きた娘さん(?)にバイオリンを渡します。

 

どこに行くのでしょうか?

 

大きな岩の上に座り、

バイオリンを奏で始めます。

 

車のドライバーたちがびっくりしています。

 

そりゃそうです。

目の前にバイオリンを持った女性がいたのですから。

大破する車…。

 

でも、本当の地獄は

ここから始まります…。

 

イジー・シャラモウンの画は、

とてもユニークで、

一見、ほのぼのした雰囲気を醸し出します。

 

……でも、

とても怖い世界が待っています。

チェコの大人気作家イジーシャラモウンの

ホラーです。

 

8月13日(土)18:45~

渋谷アップリンクの

チェコアニメの上映とトークのイベント

「This is チェコアニメ!」

”怖いアニメ特集”で上映いたします!

http://www.uplink.co.jp/event/2015/41822

かなり頭に残る作品です。

ご予約受け付けております。

 

ぜひお待ちしております。