自分は外国人参政権には断固反対だし阻止するつもりだ。それに中国や北朝鮮、韓国の軍拡には防衛力増強で対処すべきであるし、すでに中国を「脅威」と認識している。ただそれは中国人や朝鮮人に対する差別的感情からではない。
動画配信サイトで外国人参政権に反対するデモの様子が投稿されていてよく見るのだが、その参加者のなかに「支那人と朝鮮人を国外追放しろ」とか「在日は日本から出ていけ」などの看板を持っていたり、口々にそう叫んでいる人がいる。はっきり言って醜い。朝鮮人や支那人を「悪い」の一言でまとめているのだろうか。こんなことを書くと、その参加者たちからは批判されそうだが、外国人参政権に反対する理由が排他主義であってはならない。差別であってはならないのだ。あくまでも参政権が国政に与える影響や安全保障上、国益上の問題、真の共生社会作りのために参政権は必要なのか?などの観点からでなければならないはずだ。
ただ中国人や朝鮮人は悪いという理由で反対するのは正当性がない。     よく中国や韓国で反日デモが起きると中国人や韓国人は「愛国無罪」を掲げ、日の丸を焼いたり、差別的な言葉を叫んだりしている。それを見ていい気分になる日本人はいないだろう。
同じように日本人が中国人や朝鮮人を差別するのも徳であるとはいえない。
たしかに在日には犯罪をしたり、本国の工作員だったりと危険な人はたくさんいるし、厳に対処するべきだと思う。しかし全員が悪い人ではない。
デモで差別的発言をしている人は恐らく実際に中国人や韓国人に会ったことがないのかもしれない。自分は韓国で現地の韓国人と交流をしたが、笑顔で親切に接してくれたし、中には日本を大好きと言ってくれる人もいた。一緒に写真を撮った時はみんな笑顔だった。
繰り返すが中国人や朝鮮人を全員「悪い」でまとめてはいけない。自分も歴史認識や領土問題で腹が立つことも多いが、少なくともそれが理由で「在日は出ていけ」等とは思わない。
愛国心とは自分の国を愛すことであり、差別や排他主義ではない。
繰り返すが、外国人参政権には反対だが理由が排他主義であってはならない。秩序を守ろう。それが日本人の美徳というものだ。