私の母の叔母(御年90歳)は、そう遠くないうちにお迎えが来るだろう。

 

今年の夏までは元気に暮らしていたが、9月半ばにヘルペスウイルスによる脳炎を患い、それをきっかけに今も入院している。

 

高熱や脳炎の影響で判断能力が一気に衰えて、認知症に近い状態になっている。退院の見込みはまだ立っていない上、高齢であることや寝たきり状態が続いているし、体もだいぶ弱っている。だからそんなに長くは持たないと思う。

 

祖母は私が生まれる前に他界しているので、母の叔母が色々と私の面倒を見てくれた。実質的に祖母のような大切な存在である。

 

できれば面会をしたいところだが、コロナ対策で面会ができない。コロナに過剰に反応するこのご時世では、当面の間、面会できない状態が続くと思う。

 

だからたまに巡回に来る医師や看護師と会話するくらいで、あとは1日中寝ているような状態で日々を過ごしている。

 

本当にお世話になった人だし、面会させて欲しいと強く思う。このまま親族と面会ができないまま衰えて死んでいくなんて、あまりにも可哀そうではないか!

 

今、コロナで面会が制限されているため、家族や親族に合う事の出来ない高齢者が大量にいる。コロナ対策という名目でこんな不条理が許されていいのだろうか?

 

このまま一度も面会できずに逝ったら、その不条理に対する怒りをどこにぶつければいいのだろうか・・・・・