加納有輝彦のブログから転載

 今年4月から6月までのGDP=国内総生産が、前年の4月から6月と比べ、実質年率に換算してマイナス6.8%と大幅に落ち込んだことが内閣府より公表されました。(8/13)
 この数値に関し、様々な憶測も含め、議論されています。
 今回、GDPの落ち込みに関しての報道なんですが、逆に、今回GDPを押し上げた要因として「民間在庫の増加」が挙げられています。年率4%の押し上げ効果と言われています。
 そうしますと、この効果を捨象しますと、今回のマイナス6.8%の数値は、マイナス10%を超えることになります。
 さらに為替レートの後押しを考慮すると、マイナス15%を超えるとする経済アナリストもいます。
 一方で、今回の数値があまりに悪いので、この速報値を公表する前に、こっそりと政府の方で、今期のGDPの数値そのものを下げていた、せめて東日本大震災時の1月から3月までの下落数値よりはよくしたいとの目的で、そのような操作があったとするアナリストの意見もあります。(GDPの下方修正は実際に行われた)
 このような意見を綜合すると、今回の4月~6月のGDP下落は、リーマンショック時に匹敵するというのだ。
上述の件は、ニュースファイルには書けませんでしたが、消費税10%への増税はあり得ないことを書きました。お読み頂けたら幸いです。
HRPニュースファイル「消費税10%への増税はあり得ない選択」
http://hrp-newsfile.jp/2014/1661/