会話のキャッチボールをどうするか?~グローブの構えかた~ | 毎日をちょっぴり生きやすくするあべもん(安部源生)のブログ

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作業療法士という生活を支える仕事をしています。講演会を全国10ヵ所以上でやっています。内容はセラピスト向けぁと筋膜、東洋医学、心理学。一般向けだとストレスケア、コミュニケーション など

皆さん、こんばんは!

OOOなセラピスト、
(Occupational therapy(作業療法)
×Oriental medicine(東洋医学)
×Oita(大分))

Oriental Physio Academy(OPA)
大分県支部長の
安部源生(あべもとき)です。

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会話のキャッチボール、
皆さんどうしてますか?
やり方を意識したことありますか?

同じような会話をしていても
落ち着く人、
そうでない人がいると思います。

落ち着く人、
何となく、

波長が合う人

ですね。


今回は

同調

という言葉で説明します。


同調は
武術などでは
押すでもなく、
押されるでもなく、
同じ力、
言葉通り

波長を合わせる

感じです。


武術なら、
この状態だと
力源が相手に分かりづらく、
簡単に相手を崩せます

「どこに力を入れていいか分からないまま」
倒される感じです。

逆に力一杯
崩そうとすると、
力源が分かりやすく
抵抗されやすくなります

臨床でなら
防御性収縮など余分な力が
入りづらく、効率よく
リリースができます。



同じような事はコミュニケーション
でも言えます。


心理学の世界でも

相手の行動を真似すると好感を持つ

という話を聞きます。
具体例としては、
飲みの席で同じタイミングで
グラスを取ったり、置いたりなどです。


真似することでリラックス出来るんでしょうね。
NLP(「脳の教科書」と言われるアメリカの心理学)や
ミラーニューロンでも同じような話が出てきますね。

極端な話、
「おはようごさいます」という言葉に

同じ言葉で返すだけでも
体幹前屈が向上

したりします。


・「おはようごさいます」「おはようごさいます」
・「ありがとうございます」「ありがとうございます」
・「体を曲げます」「体を曲げます」


逆にこのように
まったく関係ない言葉で返すと…

・「おはようごさいます」「ありがとうございます」
・「ありがとうございます」「体を曲げます」
・「体を曲げます」「おはようごさいます」

可動域は低下してしまいます。



同じ言葉を使うと
体ごとリラックスもできるんですね。
患者さんが足を挙げるときに
自分の体を伸ばしても
変化が生まれます。

僕は臨床では

とりあえず患者さんの言葉を真似します。

言葉の使い方や方言を意識して真似るようにしてます。

一言で大分便といっても
様々なので、意識して使い分けています。

「とても」
→しんけん、えれー(えらく)、ずいぶん、かなり、だいぶ…
「疲れた」
→ひじー、よだきー、だった、骨を折った…

「とても疲れた」
だけでも色々な言い方があります。

相づちでもいろいろなやり方もあります。
「そうだね、そうやね、せやね、そやな、せやな、そうねー…」
大分だと、
「そうたなー、たなー、そうっちゃ、そうちゃなー、そうちこ…」
など様々です。


日常の中でも意識して
相手の言葉使いを真似すると
「波長の合う人」
と思ってもらえますよ?

もちろん、

「同調」も大袈裟すぎると逆効果です。

先ほどのグラスを置くタイミングの真似なども
大袈裟になると逆に警戒されてしまいます。


僕自身、
第一印象は恐いとか取っつきにくそう
とよく言われます笑
だからこそ意識したいところです。
それがなかなか難しいんですけどね笑


今回の同調は会話のキャッチボールで言えば
グローブの部分だと思います。
今度は
どう投げるか?
どうキャッチするか?
という話をしたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!
これからもよろしくお願いいたします!
お体に気をつけてお過ごしください。