そろそろ
『不妊治療』について
話してみようかな


本格的に意識し始めたのは
最近の話なので…
さかのぼること約1年ほど前。


福岡での生活にも、仕事にも
慣れ始め、お友達もできて。
旦さんともそれなりに仲良しで。

楽しい日々を送っていたので、


あたし自身は
子供!子供!!子供!!!
っていう焦りは実のところ
それほどなかったんだよね。


その頃、親友が『人工授精』で
二人目を授かって。
だからあたしのことを
いつも気にかけてくれる彼女からは
会うたびに、話すたびに


『子供がほしくなかったら
また話は変わるけど…
欲しいなら、早めに病院行ったほうが
いいと思うよ』


って、言われてた。
その頃のあたしは


『不妊治療までして子供を産まなきゃ
ならないのかな?
自然の流れに任せちゃいけないの?

こちらの勝手な希望で子供つくるって
…身勝手すぎない?

そもそも子供を人工的に作るって…
神の領域じゃん人間なんかが簡単に
踏み込んじゃっていいもの??』

と。
親友の話を聞きながら、頭の中では
こんなこと考えてた。

そう、
彼女の言う言葉が正直に言えば
苦痛でならなかった


自然の流れに任せて、
私のペースでいきたいのに。

なぜこんなにも焦らせるの?

それよりなにより
『人工的』に子供を作るという行為が
なんだかあたしの中では
解せなかったのよね…


そんなある日。
幼い頃からの仲良し、さーちゃんに
何気にこの悶々とした思いを
打ち明けてみた。

熱く語るあたしを尻目に
さーちゃんはさらりと

『え?いいんじゃない??
子供欲しかったら別に自然でも
人工でもいいと思うけど…』

答えやがった!
若干、何そんな難しく考えてんの?
あんた的なニュアンスを含めつつ


でも。
その言葉を聞いて
ストンと何かが落ちた気がしたの。


要は
『本気で子供が欲しいのか?
ほしくないか??』


タイムリミットがある中で
まずは1番に考えないといけない
第一歩はそれだけのような気がして。


だとしたら…
あたしは前者だ。


今すぐじゃなくても。
いつか、子供好きな旦さんに
自分の子供を見せてあげたいし
抱かせてあげたい。


それはあたしも同じ。


だとしたら、
下手に難しいことを考えるより。

まずは
自分の体が子供を産める体なのか、
何か問題はないのか?
知ることが先決じゃないのかぃ!


そう思い近所の産婦人科の
ドアをノックノックしました。


あたしの
『不妊治療』への入り口は
こんな感じで始まりました