皆さんにお伝えしておきたいことがあります。
人間の体と心は当然繋がっています。ということは体も生き物だということです。
花に優しい言葉をかけると奇麗になり、悪い言葉ばかりをかけるとすぐに枯れるという
実験結果を聞いたことがありますか？人体にも同じことが言えます。
この法則で言うと、人間というのは鏡のようなもので、人の不幸ばかり願い批判ばかり
心の中でしていると、自分にも不幸が舞い込んできますね。
周りの人の幸せを願って、人のいい面を見るようにしていると、
不思議といいことが舞い込んできます。
また、病気しがちな人も自分を否定しがちなひとが多いはずです。自分で病気になるように体を
いじめているのです。この原理お分かりでしょうか。
元来人間というものは自分が願うように無意識にそれに近づこうとする傾向があります。
京都セラミック設立者の稲盛和夫さんも、「成功への情熱」という本で、
成功するには、自分が成功している姿をリアルに思い描くことが大切だということを
何度も説明しています。
また人間の体は他人と自分の区別ができません。
他人の幸せを願うことは、人間の体は自分の幸せを願うことと同じと解釈する訳ですね。
逆に言えば他人の不幸を願っていると、自分自身が不幸になるほうへ勝手に向かってしてしまうのです。
だから、あなたが幸せになりたいのならば、自分の幸せな姿を思い描き、周りの幸せを願って下さい。
そうすればあなたは必ず幸せになれます。
その証拠にあなたの周りに、誰に対しても親切で誠意を持って接することができる人はいますか？
その人は不幸な顔をしているでしょうか。
そんなひとはいないはずです。そういった人は必ずと言っていいほど幸せそうにしているはずです。
最初はなかなか難しいかもしれませんから、意識的に友達を褒める言葉を口にして言ってみてはいかがでしょう。「●●ちゃん、彼氏と長く続いて幸せそうで私まで嬉しいな」
「●●ちゃん、病気が早く治るといいな」といったように、プラスの言葉を口にするのです。
もちろん自分に対しても、「私、今日は本当に頑張ったな、お疲れさま」など、プラスの言葉をたくさん言ってあげてくださいね。
名言でも同じようなことが言われているので紹介します。
私の指示どおりにすればその憂うつ病は二週間で直ります。即ちどうすれば他人を喜ばせることができるか、毎日考えてみればよろしい。他人のことに関心を持たない人は、苦難の人生を歩まねばならず、他人に対しても大きな迷惑をかけます。人間のあらゆる失敗は、そういう人たちの間から生まれるのです。
アルフレッド・アドラー
あなたが他人について感じたり、考えたりしたことは、あなた自身の中で体験していることと同じです。したがって、自分についてこう感じてもらいたいと思うように、あなたも他人について思わなくてはなりません。
ジョセフ・マーフィー
人間関係で悩む人は他人でなく自分との折り合いの悪さで悩んでいます。
つまり、あなたがそれで悩んでいるということは
あなた自身とうまく付き合えていない訳ですね。
心あたりのある方は前回ご紹介したように自分と向き合ってみてはいかがでしょう。