薄毛・脱毛症の種類
AGA(男性型脱毛症)
成人男性の10人に1人が悩まされているとされています。
遺伝や男性ホルモンの異常から頭頂部や生え際(M字型・U字型)・頭頂部(O型)から進行していきます。
精巣によって作られた男性ホルモン(テストステロン)が酵素(5αリダクターゼ)と結び付き、薄毛や脱毛の原因になる[ジヒドロテストステロン](DHT)という物質が生成されます。
このジヒドロテストステロンが髪の生成を妨げる為、薄毛・脱毛が起こります。
・М字型(前頭部)
・O型(頭頂部)
・U字型(前頭部から頭頂部)
・М字型とO型の混合
薄毛に悩む人にとってDHTこそが強大な敵なのです!
円形脱毛症
髪が円形や楕円形に抜けてしまう脱毛症です。
何の前触れもなく抜けはじめ、一か所だけでなく数か所に及ぶ人もいます。人によっては痒くなるといった前兆があります。
ストレスや最近では自己免疫病説が有力とされています。
自己免疫病とは何らかの原因により本来外部からのウイルスを攻撃する細胞が異常を起こし、毛根組織付近にある細胞を誤って攻撃してしまいます。
それにより、攻撃された細胞が正常に分裂を行うことができず、その部分だけ髪の毛が生えてこなくなってしまいます。
脂漏(しろう)性脱毛症
ホルモンのバランス異常で過剰に皮脂が分泌され、人間の皮膚に存在している真菌(カビの一種)が増殖し、毛根近くまで炎症が進むことにより髪が抜け落ちてしまいます。また、皮脂が大量に発生することで大量のフケや痒みが発生し、これにより毛穴周辺部や毛根に栄養不足となり毛髪の発育を妨げてしまいます。
脂漏性脱毛症は見てすぐ分かるくらい毛穴が皮脂で覆われており、皮脂を取り除くと赤く炎症を起こしています。
極めて稀な脱毛症で滅多なことで起こる脱毛症ではありません。
皮脂が多いからと言って脂漏性脱毛症であるケースは極めて低いものです。
粃糠(ひこう)性脱毛症
脂漏性脱毛症と似た様な症状ですが、こちらは乾燥フケが大量に発生することで毛穴を塞ぎ、菌が発生することで炎症をおこします。それにより脱毛が引き起こされます。脂漏性との大きな違いは粃糠性は角質に異常が起こり、角質が剥がれ落ちてしまい大量のフケが発生するという点です。
脂漏性と同じくホルモンバランスの異常などで常在菌が異常繁殖することが原因ですが、なぜ異常繁殖してしまうのかは詳しいことは分かっていません。
フケが多く発生したからといって粃糠性だと思ってしまいがちですが、粃糠性脱毛はフケがカサブタ状になり毛穴を塞いでしまう程なのでフケが多くなった程度ではまず粃糠性ではありません。
粃糠性脱毛は脂漏性脱毛同様すごく稀な脱毛症です。
生活習慣や頭皮環境悪化による薄毛・脱毛も存在します。
これらの脱毛の原因を突き止めて的確な対処は改善への近道です
薄毛・脱毛本当につらいものです。仮に周りからしたら大したことない様な薄毛でも本人にとっては重大なことなのです。 日差しの下や蛍光灯が明るい所にはいたくないですよね。 しかし、決して薄くなったからといって諦めないでください。
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