2023年8月21日(月) はれ のち くもり
ここは磐梯山猪苗代登山口(猪苗代スキー場)。
ようやく今年初めての山行となりました。
山始めはやっぱり磐梯山でしょ。
今回はホワイトベースにコアファイターを積んでの参戦です。
翁島登山口から登り猪苗代登山口に下りる。
一昨年のときの逆コースですね。
予め下山場所に自転車を置いておきスタート地点まで戻ります。
以前のように歩いて戻ってもいいんですが熱中症で倒れるとマズいので…。
翁島登山口に移動。
磐梯山の主要登山口のひとつで、猪苗代リゾートスキー場から登ります。
クルマは他に2台。
比較的マイナーなコースみたいです。
9:11、山行開始。
最初から急登です。
というかずっと急登です。
脇目も振らずただひたすらに頂上を目指すストイックなコース。
今日はシリアスモードです。
ゲレンデを横切ります。
春先だと登山道と関係なくゲレンデを登ることも可能です。
さすがに今は草が伸びて厳しいですね。
木陰なはずなのに暑いです。湿度が高く感じます。
大量の汗をかいては水分補給の繰り返し。
10分おきくらいに休憩している気がします。全くペースが上がりません。
こんなにしんどい磐梯山登山は初めてです。
リフトの終点まで登りました。
リフトを使ってショートカットしたかったですが運休中です。
というかこのスキー場はコロナ禍以降ずっと休業しています。
経営も変わってこの先復活するのかどうか。
傾斜のギアが一段上がりました。
暑くて体温も逃げてくれません。
持参した飲料も登りだけで飲み干しそうです。
リタイアして戻るのもひとつですが、ここまで来たら進む方が楽なはず。
主要コースのひとつでも人と行き交うことはほとんどありません。
一般的には手軽な八方台かダイナミックな裏磐梯コースですよね。
前回ここを下りたときは気づかなかったお地蔵さま。
ありがたや、ありがたや。無事に下山できますように。
頂は最初からずっと見えているのになかなか近づけません。
まるで竜王の城のようだ。
ようやく展望が開けました。風も少し吹いてきて背中を押してくれます。
猪苗代湖、又の名を天鏡湖。まさに天を映す鏡のごとし。
湖の手前にいくつもの小さな丘が見えます。
数万年前の磐梯山噴火のときの「翁島岩なだれ」の跡です。
この岩なだれにより川がせき止められて猪苗代湖が誕生したそうです。
登山者よりもオニヤンマのほうが多いです。
高山植物を愛でる余裕も出てきました。
逞しくも可憐な。
背伸びすることなんてないんだ。今いるその場所で精一杯咲けばいい。
梵天丸もかくありたい。
人の話し声が聞こえてきました。今度こそピークです。
ここまでのコースですれ違ったのはわずか3人。
山頂はさすがに賑わっているようです。
12:35、6回目の登頂。
登った途端にガスまみれ。さっきまでの大パノラマは一体どこに。
気を取り直して磐梯明神さまにお参りを。
水分補給をしたいので先を急ぎます。
山頂滞在10分。
弘法清水まで下りました。
いやー冷たくて美味しい。生き返ります。
他のコースは皆山頂の前にここを経由します。
唯一翁島コースだけが山頂直行で水場無しなのです。
もちろん自宅用に汲んで帰ります。
正直この水を求めて磐梯山に登るようなところもあります。
弘法清水の隣には弘法清水小屋。まさにオアシス。
清水で淹れるドリップコーヒーが飲みたかったのですが混み過ぎで断念。
また寄らせてもらいます。
ここで昼メシ…の予定でしたが疲れすぎて食欲が無いのでオヤツだけ。
では下っていきます。
天狗岩にご挨拶。
ハロー、櫛ヶ峰。
お花畑の旬は過ぎたようですがこれはこれで良い景観です。
登りの翁島コースに比べるとなんと快適なハイキングでしょう。
ルンルン気分で鼻歌まで飛び出しそうです。
あっという間に猪苗代スキー場まで下りてきました。
実はここからベースまで結構距離あるんですよね。
林道を1時間近く歩きます。
同じ場所の半年前の様子。
スキーだと一瞬で下りられるのになぁ。
肥料袋をソリ代わりにして草むらを滑り降りるのもいいかも。
15:49、下山しました。
猪苗代スキー場なら夏も営業していてリフト利用もできます。
林道歩くのって結構ダルいからショートカットもいいかもね。
駐車場にあらかじめ待機させておいたコアファイターで脱出。
…ありゃー、ほとんど上り坂なんですけど。しかもかなりの急坂。
クルマで通ったときにはあまり傾斜を感じなかったのに…。
これなら歩いたほうが楽だわ。
結局ルートの半分以上を下りて押し歩きしました。
途中、昭和の森を経由します。
ここは17時で閉鎖されてしまいます。
危ない危ない、もう少し遅かったらとんでもなく迂回するところでした。
ようやくホワイトベースに帰還しました。
このパターンはかなり行動範囲が広がりますね。
なんなら原動機付自転車を積んでくるのもアリでしょう。