前回のお話はこちら→


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【重力に負けた姿勢】とは……

普段、体表面の筋肉を硬くして使っているので
身体の関節のどこかを動きにくくしています。

深層筋をあまり使わなくなっているので

《体軸》が鍛えられていない状態です。



膝が曲がり、仙骨が斜めになり

腰椎と腰椎の間が広がり腰痛になりやすいでしょう。


胃の辺りで背中が丸くなって内臓を圧迫し、

肩甲骨と肩甲骨の間がゴリゴリに凝っていて

肩を前に巻いている感じになります。


そして、首が前に倒れて、アゴを突き出しています。


この姿勢は、高齢になるほど多くみられ、

膝痛、腰痛になりやすいものです。



体表面の筋肉が硬くなるのは、理由があります。



様々な出来事が起こったときに緊張し、

筋肉を硬くして身を守り、

その硬めた感覚は、

腱や靭帯にも影響していることと思います。


筋肉の緊張、腱や靭帯が硬くなることによって、

血液の流れ、リンパ液の流れも悪くなり

全身の細胞へ必要なモノを供給したり

イラナイモノを排出するという《循環》が悪くなり

《免疫力》にも影響していくので

健康面でも悪影響を起こしていくことでしょう。




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この状態は、

全身の《氣の通り道》がふさがっています。


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《氣の通り道》がふさがっていることで

抽象度の高い視点に立つことも難しくなっています。



身体と心は密接に関係しているものなので

(身体と心は抽象度が違うだけで同じものです)


身体の状態が、心の状態に影響しており、

心の状態が、身体の状態に影響しています。




どのような心の状態になっているのかというと……




情動に翻弄されてしまう状態です。




そして、ネガティブな思考になりがち……




様々なことを学んでいても、

どうしても、どこか違う感覚であったり


自分自身の《目指す自分》

《なりたいイメージ》はあるのだけれど、

なかなかイメージ通りの自分になれていないなぁと感じる。




『どうしたらこの状態から抜け出せるのかわからない』


……と悩んでいるかもしれません。




こうなる流れになっている根本は、




自分自身の感じていることに対して

《体感》で腑に落ちていないことがあるからだと思います。




子どもの頃から、

《自分で感じていること》を抑えていたり


《自分が感じたこと》を表現しても否定されたり


《自分の感じているもの》は間違っているのではないか?


……などという場面が積み重なり


自分の感覚をそのまま受け取るのではなく


【誰かのフィルター】を通してみて、

それを自分の感覚として受け入れてきたのかもしれません。




以前、レストランで大人しくしている子どもの話を書いたかと思いますが




子どもの頃、

レストランで騒いだ子が

親に凄く怒られた経験があると、

次にレストランに行った時には

大人しくする子どもになりますし



レストランで騒がずにいい子にしていた子は

親にすごく褒められる経験をして

次にレストランに行った時にも

大人しくする子どもになるでしょう。



そうやって、大人側の意見を聞いて

自分自身の態度を変えることを繰り返し


どんな態度でいるのかを【自分で選択しない】で

育っていくことによって


いつでも【誰かのフィルター】を通した感覚を

《自分の感覚》として認識するようなクセがつく……




そのクセによって、

自分自身が本当に感じている感覚を

信じられなくなっているという流れです。




親に(又は誰かに)、怒られた。褒められた。


ということによって、自分の【情動】が動くので

情動を伴った記憶となって蓄積されていきます。


それを【情動記憶】といいます。






つづく



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