スタイル作るときに大切な「ねらい」 | 札幌美容室ivory(アイボリー)代表 田中慧

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SNS映えがかわいい。

突然ですが、そう思っています。

ネットも入り組んで来てますね。
美容室探しは99%スマホでする、という時代です。

その中で目を引くものは、
『メッセージ性の高いもの』

作り手のねらいや、意図がふんだんに伝わってくるコンテンツには人の心が動きます。

直接見たり感じたりするものではなく、写真や映像を通して人の心を動かす。
これが「映え」という現象なのか。

天気の悪い日にハワイの綺麗な海で写真を撮っても
こんな感じです。
心動いた人、たぶん3%くらいですか?笑
映えません。心踊らないですもんね。

実際、目の前にこの景色あるとテンション上がるんですけどね。

さて、こちらはどうでしょう。

心動いた人70%くらいになったかな?
『映え』させてみましたよ。

雲なんかは素人の技術ではきれいに消えませんが、青い海、白い雲、きれいな砂浜。
行ってみたくなりましたか?

これ、美容室や美容師さんがやってることにも応用できます。

これ撮って出しです。
仕上がって即座撮らせていただいたもの。

この時点で『映え』評価も狙ってるので、「あえて」巻きで仕上げました。

ちょっと大げさです。
これが『映え』スタイルです。

作り手の「ねらい」、『集客』です。
目にとまる、心が動く、そんなわけでフォロワーも多くブランディングとしても成功しやすい。

いや、まさに、時代に沿った『映え』スタイル。

一方サロンでは、、、(田中の場合)
本来は巻きで仕上げないことの方が多いです。
巻かない理由は、お客様が持ち帰ったスタイルの「扱いやすさ」を仕上がりの段階で実感していただきたい。熱による褪色を抑えたい。など、そんな理由があります。

「毎月サロンに来るのがベストです!」

へ?って思います。
それは本当にお客様のことを考えて言ってる?

「できるだけ手を入れずに過ごすことのできるスタイルを作る」

この一点。
その方が3〜4ヶ月のスパンで考えると、わざわざ1〜2時間の時間を削ることができるし、経済的でもある。

近所のスーパーには、まもなく賞味期限の切れる商品は安く売られています。
カットやカラー、パーマ、トリートメントにおいても同じ考え方をしましょう。

“長持ちするから安くない”

そのためにはプロのブロー技術がとてもたいせつで、その上でミリ単位の修正が肝心だったりします。

ね。
『映え』ない。
つまんないかもですね。

でもでも、この方、カットは4ヶ月ほどしなくてもずっときれいですよ。

これからトレンドやニーズも少しずつ変化し、「映え」るスタイルも、すこしずつ移ろいで行くでしょう。

ユーザーの目が肥えてきて、「あ、映えさせてんな」ってなる日も遠くないような気がしてます。

・切りっぱなし系カットライン
・グレー系助けるカラー
・巻き髪(波)

この3点やっとけば「いいね」増えますよ。
って誰かに言われたな。

お客様が思う「しあわせ」の形を、僕らが見失うわけにはいかない。

次回、ご来店時にどこまで整っているか、そこで戦わなくてはいけない気がしております。



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