『ペテカンの朝コント』を観に行きながら、早起きの何が気持ちいいか考えてみた。 | 拝啓、ステージの神様

拝啓、ステージの神様

ステージには神様がいるらしい。
だったら客席からも呼びかけてみたいな。
観劇の入口に、感激の出口に、表からも裏からもご一緒に楽しんでみませんか。

拝啓、ステージの神様。


朝もアリなんですね!



そして再びのTheatre at Dawn (シアター・アット・ドーン)主催、『ペテカンの朝コント』


早起きは三文の徳ってことはわかっている。

そうは言っても夜型なんです、残業体質なんです、健康的な人じゃないんです。

と、なんとなく言い訳しつつの日々。


キラキラと輝いている人はみーんな早起きしてるから、なんか眩し過ぎちゃってさ・・・とかね。

で、早起きする理由を思い出すのですよ、

「私、好きなことのためなら出来るコだったよな」と。


7時ちょい前に東京駅に到着して、地上に出るとこんな風に緑が目に飛びこんできて、そこを歩くだけ爽やかな人になった気分。



朝1


そして会場となるカフェ・サルバドルに到着すると、すでに店内は賑わいはじめている。



朝2

店の前を通る人は、何やら始まるのか始まっているのか?な視線をガラス越しに送っている。

これ、日中だったらもう少し皆、無関心なんじゃないかな。


そして、モーニングを食すのだ。今日のメニューはこんな感じ!



朝3

クラムチャウダーとアボカドのラップサンド。

こんなちゃんとしたごはんが7時台に入ってきた胃袋は、「なんだなんだ、昼なのか、夜なのか?」と

ツッコミを入れているに違いなく、

その後に入ってきたコーヒーで「あ、やっぱり朝だよな、そうだよな」と納得するわけ。

(え、私の胃は男キャラなのか?)


カフェの中を見渡してみる。

なんとなく自然発生的に会話が生まれているみたい。

もしかしたら家族に「おはよう」も言わずに出かけるみたいな毎日を過ごしている人も、

「今日はどちらから?」とか「はじめてですか?」と、フレンドリーに話しかけてみたりして。


だいたいここには、イヤホンをしたままでスマホばかり見ながら、コーヒーを飲んでいる人は一人もいないのがいい。



さぁ、ペテカンの朝コントが始まった。

ちょっと暑苦しいオーラを出している(失敬!)、イラストが描けるならその場でカリカチュアにしたくなる雰囲気の社長や、

後輩にネーサン、上司に○○女史とか呼ばれていそうな秘書が登場して、何やら始まるのだ。


ソファに背をもたれていた人たちが、一斉に少し身を乗り出して話を聞いてしまう瞬間もあったりして、あっという間の45分。

ちなみに、1時間もの(54分)のドラマをHDDでCMを飛ばしながら見ると40数分。

なんか程よいのはこの分数のせいもあるかも!?


そうして、カフェにいた20数名のそれぞれの日常は始まっていく。



駅に向かって歩きながら、早起きの何が気持ちいいか考えてみた。

丸の内の街には、飲食店やその他の店がビルの間に軒を連ねていて、

そのあちこちで開店準備に勤しむ人の姿を見ることが出来る。

打ち合わせや営業先に余裕を持って到着した人が、時間を潰している姿を見ることが出来る。


始まりの場面というのは気持ちいいのかな。

(あ、でも夜勤明けの方がいたらスミマセン。お休みの始まりということで)


早起きの何が気持ちいいか考えてみた。

普段の私ならきっとしないであろう、東京駅を撮る(小さいけど)なんてことをしちゃったのがその答えみたいな気がする。


朝4



ちなみにTheatre at Dawn (シアター・アット・ドーン)の次回の朝企画は、

ドーンのクラシック ~ラ・フォル・ジュルネへ行こう~

だそうです!