四代目 猿之助、九代目 中車 襲名披露 松竹大歌舞伎 | 拝啓、ステージの神様

拝啓、ステージの神様

ステージには神様がいるらしい。
だったら客席からも呼びかけてみたいな。
観劇の入口に、感激の出口に、表からも裏からもご一緒に楽しんでみませんか。

拝啓、ステージの神様。


同行させてもらってます!!



4月の一人歌舞伎座からしっかりその魅力にハマったという某男性は、

5月には團菊祭で、昼の部、夜の部を通しで観ることを早くも経験した。

その道に詳しい方に聞いたところ、なかなかどうしてそれは熱い行動のようだ。


6月は、越谷サンシティホールでの襲名披露興行が観られるとのことで、

市川亀治郎改め四代目 市川猿之助、九代目 市川中車 襲名披露

松竹大歌舞伎 に同行させてもらった。


歌舞伎初心者の私は、この先も同行させてもらう・・・・・・のスタンスでいこうと決めている(笑)。


この日の演目は、


一、太閤三番叟(たいこうさんばそう) 
 
二、襲名披露口上

三、一本刀土俵入(いっぽんがたなどひょういり)


テレビのドキュメント番組で、中車さんの挑戦の日々を追ったものを観たりしていたので、

初めの頃のガチガチな印象があったのだが、

一本刀土俵入での一文無しでふらふらやってくる駒形茂兵衛は、とても余裕があってユーモラス。

リラックスして楽しむことが出来た。


一文無しの茂兵衛に「これで美味しいものを食べて、立派な横綱になるんだよ」と金を恵んでやる

お蔦を演じるのは猿之助さん。

猿之助襲名後、初の女方だそう。


蜷川作品では何度か、迫力ある女方(笑)を観ていたが、

お蔦は色っぽく、艶っぽく、でも少し投げやりっぽく、また違った魅力を楽しむことが出来た。


ちなみに、歌舞伎を観る時のもう一つの楽しみが出来た。

それは「掛け声」の聞き分け。

三幕見ていれば、どの方向から、どんな声がかかるのか、なんとなく聞き分けられる。

たぶんお上手な方も、そうでない方もいるのだと思うけれど、

この日も 「澤瀉屋!」ととてもスマートに賭け声をかけている人が

2階席にいたのだ。(姿や顔はチェックしませんよ)


次はどんな作品で、どんな掛け声に出会えるかな・・・・・・と今から楽しみなのだ。



歌舞伎6
歌舞伎の虜になった夫は、チラシと筋書、チ

ケットを公演ごとにファイリングしている模様。

100均のやわなファイルだから、すぐに切れ

てしまいそう・・・と気になるけれど、まあそれはね。