ずっと気になっていた『ストレイトアウタコンプトン』
当たり前のように山梨では上映は無し
レンタルも無いと思ってたら
TSUTAYA韮崎店ナイス!!
ありましたよ(≧▽≦)
ようつべカスタマイザ
僕は20代の頃R&Bに夢中になった時期がありまして
今は無き青山のojasってクラブで歌わせて貰ってました。
当時はまだ男性R&Bを歌ってる人がメジャーにはいなくて
クラブシーンでも full of harmony jain fakejam akira くらいしかいませんでした。
渋谷ハーレムなんかでライブを見に行っても
R&Bは鼻で笑われる感じで ラップやってる時はお客が前に押し寄せるけど
歌が始まると サーっといなくなる感じでした。
今じゃ考えられないですよね
約20年前の私(・ω・)/ 下手くそでしたよ~
そんな中シーンを牽引し形成して男性R&Bも売れるぞって業界に思わせたのがfull of harmonyでした
ようつべカスタマイザ
これが出てもハーレムじゃ始めの頃は客がサーっといなくなりましたから
一般人の耳や感性なんてそんなモンです(´・ω・`)
久保田利伸はj-soulのパイオニアでしたが
ヒップホップを取り入れたUSのR&Bサウンドのパイオニアは間違いなくfull of harmonyでしょう。
そんなわけで
ラッパーもよく出てましたが
ヒップホップはあまり好きになれなくて
アーティストやレーベルを知ってるくらいであまり詳しくはありません。
そんな予備知識で映画を観たんですが
泣きましたよ。゚(T^T)゚。
これは観るべき!
今やアップルの重役にまでなったDrドレー
このヘッドフォン よく見かけますが
これもDrドレーの会社なんです
(今はアップルに売っちゃったらしい)
そんな彼がどんな地区で産まれ育ち
どんな感じでグループを結成し
どうやって売れたのか
売れた後 どうして仲間割れしたのか
が描かれてます。
確メンバーがかなり似てるのにビックリでした
真ん中は監督さん↓
特に凄かったのが、2パックのレコーディングシーンで
煙草の煙漂う中ラップする2パックの映像はヤバかったです!!!
これ本人じゃないですよ 役者さんです!
これが本物
途中出てくるシュグナイトとか 名前しか知らなかったんですが
こういう人だったのね~みたいな感じで
レーベルもこの人がこれ作ったんだ~って驚きがあって面白かったです。
出てくる名前 レーベル 全部聞いた事があって
点と点が繋がった感じで凄いスッキリ(≧▽≦)
翻訳を監修したのは丸屋久兵衛氏
昔 散々勉強させて頂いたブラックミュージック専門誌 bmr 元編集長なんですが
氏曰く シュグナイトは
『めちゃくちゃ凶暴なボブサップ』だそうでw
今回の映画の撮影中に 自分を噛ませないで映画を進めた事に怒ったシュグナイトが
撮影現場を襲撃
一人を殺して 数人重症
全米に指名手配されました
2パックやビギーの殺害にも関与してるらしく
映画撮影に死者が出たなんてホントにビックリしました
この映画を観て思ったんだけど
警察による黒人に対する暴力とか 今も全くアメリカは変わって無いじゃん! って
最近銃の乱射事件もありましたが
一向に銃規制の話にもならないし
アメリカ人って学ばないね~って思いました
この映画はリアリティーのある青春映画でした
グループ結成時のワクワク
(子供の頃に初めてバンドを組んだ時のトキメキを思い出しました)
成り上がっていく過程
成功したからこそ出てくる問題
決別と和解
逃れる事の出来ない運命
この映画を観て一番思ったのが
初めから認められる芸術は新しくないって事
NWAはFBIに警告を受け警察に銃撃される程のタブーをおかしてまで 黒人達のリアルを伝えました
日本にも色々なタブーが存在しますが
ミュージシャンでそこに突っ込んだ人は誰もいませんね
日本にはアメリカ程の貧富の差は無いしゲットーも無いから ラップする事が無いとか言う人がいますが
命をかけてタブーをぶち壊すラッパーが出て来て欲しいと思いました
無理だろうけど……
泣けた青春映画でオススメです!