・エジソンの格言

『絶えず変化を求める気持ちと不満こそが、進歩するために最初に必要となるものである。』

『進歩』というのは、『現状の位置から進むこと』だ。従って、現状で満足してしまうということなのであれば、そこに進歩する為のエネルギーが捻出されることはない。

 まだ足りない。上には上がある。そういう風に自分の目の前には、まだまだ先へと続く道があるという事実を直視することが出来る人間は、どこまでも天井知らずで成長し続けることになるだ。

 

【人と同じ事をやってたら絶対にダメ】

私が20歳の時に就職活動を開始した時に気づいた事がある。それは「同じ事をやってたら絶対にダメだ」という事である。

大学の教授に皆指示され、こぞってリクナビやマイナビ、エンジャパンに登録し、パソコンルームに就活生が企業情報をスクロールしていた。

数ヶ月すると洋服の青山やコナカと君たちは提携してるのか?というくらいに黒いリクルートスーツを着て学校に来ている人たちが増えていった。

金髪だったヤンキー風のやつらも急に田舎の学生にチェンジしていくのを面白そうに見ている中で私だけが金髪を維持していたのは今でも覚えている。

半年くらいすると、偏差値50くらいの中の中の日本大学生が超一流企業に就職できるわけもなく、皆現実にぶつかり中の中の企業に就職していった。

内定が出たのが自分の希望会社でもないとこに就職したものだから、半分くらいは半年で辞めていった。皆自分のポジションを分かっていない。

ライバルと同じ動きをしているから、勝てないのだ。私は大手であれば電通、TBS、野村証券の部長に会いにいっていたし、中小ベンチャー起業の社長と積極的に会っていた。

 

【自分の立ち位置を知る】

日本大学は全国の大学生総数1学年60万人の中で偏差値57なので、大学総数750校中多分400位くらいだろう。要は中の中で、大学に入った時点で負け組なのだ。

そりゃそうだ。皆が高校時代死ぬ気で受験勉強してきた中で、私は死ぬ気で水泳部で毎日10~20キロを泳いでいた。大学受験も書類1枚でエスカレーターで面接もしていない。

そもそも夏のインターハイ前に大学が決まっていたのである。大学時代は体育学科だったので1日中、体を動かすか講義は寝るかで、授業が終わればコンパにあけくれていた。

その時、流行の芸人の1発芸を友人に覚えさせて飲み会に備えていたのを思い出す。ちょいちょいクラブを貸し切ってパーティーをするイベントをやったりしていたが自己満に過ぎなかった。

大学の4年間も勉強せずに遊んでいたのだ。

要は何を言いたいかというと、そんな中の中の大学を出て大学時代もろくに勉強せず遊びしかしていなかったのに、高校時代から死ぬ気で勉強して大学偏差値も70−80のトップ大学で死ぬ気で勉強してしてきた人たちには到底勝てないということ。勝てないというのは超一流企業に入社できるかできないかの話で、ライバルが大勢いるポジションに飛び込むのは、あまりに無謀ということがわかっていた。だから私は21歳で起業すると決意したのだった。

そこから3年死ぬ気で仕事して多い時は100連勤して業務にコミットした。なぜなら超一流起業で働いている人は能力もありバリバリ働くのが分かっていたからだ。

例えるなら、死ぬ気でカメの動きを継続しなければ、瞬間でウサギに追いつかれるのは明白だった。

 

【ウサギの能力を持ち、カメのように愚直に働く】

あなたはウサギですか?私は違う。高校も中の中、大学も中の中、20歳までスポーツに必死だった自分は社会人能力からしたらカメと同じ能力だ。だからまずはウサギと同じくらいの能力をつけたかったし、つけなきゃいけなかった。ここに気づけなきゃカメの低能力でウサギのサボる癖の一生ルーザー(負け組)だ。自分の立ち位置を理解し、もう1度考えてほしい。能力は努力で補えるし、量は質に転換する。結局ウサギの能力を持ち、カメのように愚直に働くやつが一番報われる。8時間でダメなら12時間、12時間でダメなら16時間愚直に頑張る事で必ず結果は報われる。ウサギのような能力を得る事ができる。その能力でカメのように頑張る事でウサギの能力でカメの動きする人たちは追いついてこないのだ。