「東京女子流 神様からの宿題」は アスタライトへの宿題 | カピバラ日和

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東京女子流が大好きです。

まだアスタライトです。いつもカピバラです。


 3月28日(土)に、Wエンジン主演助演のドラマ「東京女子流 神様からの宿題」(以下、本ドラマ)が、BSジャパンで放映されました。

 女子流がこういう形でテレビに出ることはあまりないことで、しかもあのスレスレTVを手掛けた山本幹忠氏による企画ということで、楽しそうだなぁと、”期待”しておりました。

 ツイッターの反応を見ると、「なんかダメそう」という評判が主に観ていない層を中心に飛び交っており、もうこれは在宅による風評どころの騒ぎではないので、とにかく観てからdisりましょう!
 もちろん、観た層の中でも「こんなものに出るな」などと手厳しい批判が湧いてきたりしているので、その辺について私なりに思うことを書いてみます。

 本ドラマのプロットは非常にシンプルです。

(以下、ネタバレ)

 教会でライブをすることになった東京女子流は、自分たちを天使と名乗る二人のオッサンや、いじめられっ子のショタと出会い、音楽への想いを新たにして、ハプニングも乗り越える奇跡が起きて、見事に教会ライブを成功させる。

 以上です。



 本ドラマを観て思ったのは、女子流のことをよく観てるよくできたドラマだということ。絶妙な深さの女子流あるあるネタがふんだんに盛り込まれている。ありがちなプロットでかえってそういうものが際立ったのではないか。アスタライトと(ツイッターで)ワイワイ観れたのは楽しかった。
 佐竹さんは本人ではなく、先日解散したヒカリゴケの片山さんが演じた。2013年に放送されたBSフジのスレスレTVでは、中江友梨の漫才の師匠として出演しており、兵庫と渋谷で開催されたスペシャルステージにも出てくれた。そういうのもいいなぁ。


 本ドラマはそのありがちなプロットと深みのない演出が映像作品としてのクオリティを下げているとして槍玉に挙げられているように見受けられるが、土曜夜の衛星放送の1時間枠でろくに事前のCMもせずに一発もののドラマをやるような場合に、ファンサービス以外になんの役割があるというのだろうか。
 『5つ数えれば君の夢』と比べるようなヲタも一人や二人ではなかったようだが、なんで企画モノの1時間ドラマの引き合いに出されにゃならんのやと。困った時のヤマトンとか考えてるんじゃないぞと。
 私は女子流が出てりゃいいという訳ではなくて、例えばあの『学校の怪談』についてはかなり叩いたけど、それは本格ホラーなどと大上段に構えて作品で勝負するような性質の企画だったからに他ならないわけで、本ドラマはタイトルからしてもうある程度のファンを中心に据えているサービス番組として考えるべきことは想像もつくだろうというところ。私の”期待”もそこにありました。
 ちなみに、本ドラマを批評する材料に東京女子流VISAカードのCMを挙げてくるのは不適切としか言いようがないためここでは突っ込んでの反論はしない。

 この番組は俗に一般層と呼ばれる人たちの目にはほとんど触れていないと考えられるし、仮に触れていたとしてもこの枠でガチンコの映像作品をお届けしなきゃいけないわけでもないし、そもそもダンスアンドボーカルグループの女子流が凝った映像作品に出る機会を求める必要はない。クラウドファンディングでもお金を調達できるタイプの番組だったし、高視聴率が狙えるかスポンサーの顔色はどうかなどと気に病む必要もないし、ヲタクはその立場にもない。
 こんな企画に乗って1週間使うくらいならレッスンに当てたほうがグループのためになったという心情は分からんでもないけど、マネジメントに口出しするヲタクが一番ダサいわ。

 接触系イベントが嫌いな私はこれまでそういうのをスルーしてきたからハッピーにやってこれたので、これ系番組が嫌いなひとはスルーすればハッピーになれると思うよ・・・

 本ドラマが映像作品としてちゃんとした形で残っていくかは分からんけど、もしこれが残るなら過去の色々な(ノ∀`)アチャーなバラエティの映像も残っていくことになると思うで。


 4月以降の女子流、すなわち1月のアーティスト宣言の中で「本格的にやっていく」と位置付けられた期間にあたるわけですが、ちゃんとアーティスティックなワンマンイベントをやるのかやらないのか分からない。ドラマやってる暇あったらやることあるだろ的なヲタクの声は少なくない。
 アーティスト宣言の後の、いまいち焦点の合わない女子流をいかに推していくか。
 アスタライトに渡された宿題は重いと思うわ。