近田春夫氏は文春のコラムで女子流を褒めた(んだと思う) | カピバラ日和

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♪忘れないよ~君がくれた~言葉~

皆さんいかが 推すごし でしょうか。
いつもカピバラです。


3月26日発売の「週刊文春」4月2日号は春の特大号でありまして、アオスジアゲハやらツマベニチョウやらが舞うなんともかわいい表紙となっております。
普段はこのような雑誌を買うことはないのですが、今回は女子流の記事が載っているということで、出先のコンビニで1冊求めました。




タイトルが「このコーラスワークはアイドル史上初!! 東京女子流の”重さ”に驚いたぁ!」という、もう何というか、女子流をアイドルと呼ばれることを快く思わない層にケンカを売るかのごとく。



(福田さんがツイーヨした画像なので、このくらいならあげても問題ないかなって・・・)


 このコラムの執筆者である近田春夫氏というと、歌手だったような記憶はあったのだが、調べてみると歌手でもあり音楽評論家でもあり、多彩な活動をされている方のよう。辛口批評でも知られるとのことで、それを念頭にこのコラムを読んでみると、女子流は褒められすぎというほど褒められている。

 とりあげられた女子流の新譜Stay with meはヤマベさんが初作詞にチャレンジした意欲作なわけですが、ヲタクの皆さんにも「幼稚すぎるのでは」などと懸念されるその歌詞について近田氏は批判することもなく、というか全く触れない
 海外のポップスは歌詞なんてあってないようなものも多いと聴きますが、細かいとこ気にしなくていいということなのかな・・・

 さて、近田氏は「もともと東京女子流などというグループなんて知らなかった」というところから出発して某動画サイトで楽曲をチェックするという非常にラフな方向からStay with meにアクセスしてきていて、いい意味で力が抜けたコメントをしてくださったのかもしれない。
  近田氏が褒めている「コーラスワークの重さ」とは、5人全員で歌って踊るグループとして活動してきた5年という月日の重さに他ならぬわけで、ヲタクからし てみればそんなの当り前やん、むしろ役不足やん、という不満がわいてきそうなところではあるけれど、頭を冷やしてみれば、彼女たち(と佐竹さんが)信条に してきた「歌に想いをのせる」という取り組みがこれ以上ないほど絶妙なところで結実したということではないだろうか。
  コーラスには大した歌詞はないし、近田氏が見ているのはほぼ庄司さんしか出てこないMVなわけで、その中で名の知れた音楽評論家にコーラスの4人の歌声を 「ソウルフル」と評されたこの瞬間は、「女子流は普段は5人で歌ってるから当たり前ですー」などと看過するにはあまりに得難いものではないかと思う。


  「アイドル」呼ばわりされてしまったのはつらい部分もあるけれど、日本の音楽界が「アーティスト女子流」を受け入れなかったという解釈よりは、今のアイド ル業界と縁薄い人によくある、一昔前のアイドル歌手とか、海外のアイドル(スター)という概念に基づいてこの語を使っているパターンかもしれないよ!


 アイドル業界から距離をとったものの、女子流を語る上で依然としてアイドルという語と縁が切れないのは事実。(この際、運営の脇が甘いとかそういうのは抜きにして)
 その中で、ちゃんと女子流の音楽を聴いてコラムを書いてくれた業界人がいてくれたということは、とても有難いことだと思うんです。私は。