<21世紀ノスタルジア Vol.6> | 監督のブログ

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現代美術アーティストのポップな世界

<未来からは逃げようがないんです>

 

今後わけの分からなくなる世界と世の中を、どう分かりやすく説明出来るか?なんですよ。

部分的な話しだけしても未来は見えて来ないんですね。

オタク諸子が延々専門的でコアな話しをしても。足下の経済が吹っ飛べば一網打尽だったりしますから。専門家は必要だけど、これからは知的感性的な総合力がないと不安からは解放されませんね。

 

例えば。小池ちゃん蓮舫ちゃんの登場で、政界にも新風が吹きつつあるかのように見えるけれど、あの二人は共に保守政治家で、思想的には危ない。

蓮舫ちゃんの方がまだマシという程度で、女性だと言う点を除けばオッサン政治家と大差ないんです。

蓮舫は配偶者控除の廃止に賛成していますけど、あの案は単なる実質増税のためだけの自民党の老かいな策謀に過ぎないわけでね。その増税分で現在の財政赤字の<穴埋め>をしたいだけ。税制のシンプルな公平などというのは詭弁で、蓮舫ちゃんはそれを見抜けない人ですね。

自民も民進も共に保守本流の双子の兄弟で、大企業がスポンサーの企業エゴの召使い以上にはなれないですね。庶民生活を経済的に悪化させるだけ。

日本人はもう民族的にマゾ民族化しつつありますよ。

 

<学生運動を繰り広げる若者達がいる。経験が浅くて視野が狭いが、真面目に祖国の先行きを考え心配している。若者はあれでいい。>田中角栄

<戦争を知っている世代が社会の中核にいる間はいいが、戦争を知らない世代ばかりになると、日本は恐ろしい事になる>田中角栄

 

経済成長期の保守金権政治家でも、これくらいの見識はあったんですよ。笑

 

今後のしかかる親の介護問題やら、子供の給食費すら払えない貧困家庭やら、一生働いても家も持てない派遣労働者の未来を改善する気は、基本保守系政党にはないですね。いち議員としては善意の人がいてもね。

 

で、政界の<プリンス>が自民党イケメン二世議員?

増え続ける貧困家庭内悲劇や原発問題は隠蔽されて、日本は昔の南米諸国並みのレベルに落ちますよ。もう先進国すら脱落でね。

と、総合的に分析するとこうなるわけですよ。

そこから、各人自分のすべき事したい事を考える。選択の自由がまだあるんです。

 

日本全体は救えないかもしれないけれど、個人はまだ救える。

庶民生活に<溺れちゃいけない>というのはそこ。

でないと、あなたの親がアルツハイマーになった途端に、あなたの人生は八方塞がりになり、誰も助けてくれない現実がやって来るよと言いたいわけです。

ではどうするのか?

僕は答えれますけど、みんな現実逃避で、問題は先送り、そして今は趣味に逃げるとなる。ならその趣味でお金稼がないとドツボだよということですよ。そんなの電卓一つで計算出来る未来ですよ。

 

普通が安全の時代が終わり<普通こそ悲劇>の時代がやって来たんだと考えています。しかし、希望を持って進みたいと想います。共に、