僕は一字一句噛み締めて読むタイプで先週末にやっと「起業家」を読み終えました。

僕が入社した2011年では、もう既にAmebaのブランドも出来上がっていて、黒字化もしていました。
まさかその華やかしいブランドや社風の裏にこんな壮絶な戦いがあったとは、当時知る由もなかったです。

一年目は、何も成せていないのにも関わらず、根拠の無い自信で全てを甘く考えていたと思います。
コミュニティサービスの作り方も、チームビルディングも、戦略も、戦術も。
せっかくいただいたチャンスを半年間やって潰してしまったこともありました。

言い出しっぺで大きな失敗をした僕は、正直大げさですが、結果にかなり執着をしていたため、結果も何も出して無かった自分を見て、「クビにされてもおかしくないんじゃないか」、そんなことまで考えていました。

そんな時、会社のグループ総会で社長を捕まえ、「さすがにもうそろそろ結果出せないとクビになっちゃいますよ」と重くならないようにわざと笑いながら言ったところ、社長には「まだまだそんなんじゃクビにしないから」と笑いながら返していただきました。
またチャンスをいただいてしまった感じがして、絶対何かしらの形で恩返ししたいと心に思いました。

そんなこんなで今に至るのですが、未だに会社や社長、お世話になってきた方々に何も返せていないと思っているので、できるだけ早く結果を出したいと常に思っています。

そして、内定者の頃からずっと言ってきた夢、

「エンジニアから社長になって、発表するだけで世界から注目されるプロダクトを創る。」

今回「起業家」を読んだり、新経済サミットに出たりして、その夢に対し何か強い決意のようなものを改めてしました。


起業家/幻冬舎

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