柴犬12才ゴンちゃん、飼い主さんとの別れ | アニマルフォスターペアレンツ

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捨てないで、傷つけないで、殺さないで・・・。犬猫達の心の叫び声が聞こえますか?

半月ほど前から包括支援センターの独り暮らしの高齢者担当の方から柴犬の引き取り相談がありました。

 

 

相談の詳細としては独り暮らしの高齢者が骨折して入院、もしも退院しても世話をすることは無理だということ、今は近所の方にご飯と散歩をして貰っているが出来なくなったとのこと、緊急要請だとは分かりましたが引き取りの決心が出来ないでいました。

 

 

柴犬=ワンオーナードック、飼い主しか懐かない犬種です、しかも高齢、引き取る辛さでなく犬の気持ちを考えると、、普通の家から保護施設の犬舎で他の犬たちと過ごす気持ち、理不尽で逃げ出したくなるだろうとか、飼い主と別れて棄てられた気持ちで体調を崩すのではとか、結論が出せずにいました。

 

 

そんな時、高齢の飼い主から病院の公衆電話を使って電話がありました、切羽詰まった様子で助けて欲しいと言われました、耳が遠いからと大きな声で一方的に話されました、公衆電話から携帯なので何度も切れては掛かってきました、まずは犬に会いに行きますと答えてしまいました。

 

 

同じ市内なのですが自宅からは山道を通って1時間半ほどの道のりでした、高齢だと聞いていた飼い主は私と同年齢でしたが歩くことは無理で支えられて立つという状態でした、飼い主の女性が「名前はゴンです、よろしくお願いいたします」と言われてゴンちゃんの全財産のご飯やブラシ、シャンプー、寝床など段ボールいっぱいを渡されました、皮膚疾患があるので今までは1週間に一度はシャンプーしていたと話されました、そんななかでも、まだ引き取りの決心が出来ないでいたら世話をしていたという近所の方が犬を蹴飛ばしました、「こうすればゆうことを聞く」と言われました、そこでやっと引き取ろうと決めて車に乗せました、12年半も過ごした家と飼い主との別れ、飼い主さんも辛いけれど犬の気持ちを考えると涙がこぼれました。

 

 

初めての遠乗りだったと思いますが車に酔わずに保護施設に到着しました、思ったよりも落ち着いてはいましたが、これからが試練になると思います、体調を壊さないで元気に過ごして欲しいと思います、出来れば1頭飼いのオウチが見つかって欲しいと思います。

 

 

 
 
 

 

 

私たちの保護施設でスタッフの優しさに触れて、小さな幸せを感じて欲しいと願っていますクローバー