昨日は、とても久しぶりにコンサートへ出掛けました😌


クラシックキャラバン2021で、夫が9月からお世話になっている『兵士の物語』の千秋楽へ駆けつけるため。


そして、高橋克典さんに会いに💕という隠れた名目を果たしに🤭


先月の公演の翌朝に、夫が珍しく言っていたのです。


『昨日の公演聴けた人は幸せだったと思うよ』と。



演奏者として、心底素晴らしい何かを感じたときにしか出てこない(出せない)滅多に聴けない言葉。


そんな話も聞いていたので、とても楽しみにしていました。



そして、懐かしい第一生命ホール✨


現役時代に幾度となくお世話になった場所でもあり、色んな本番を回想しながら、昨日は晴海の水面を眺め歩きました。


都内に出るなんて、転職して初めてかも。


コンサートは、一部では様々な楽器や歌が登場し、第二部が兵士の物語。


朝岡キャスターの司会も爽快でした✨


いよいよ開演。


第一部から神がかっていました。


始まるまでは、プログラムを眺めながら、数ヶ月同じプログラムで奏者を当てはめていくのか…名曲中の名曲を弾かされるってどんなかな、と、つい演奏家目線で捉えていましたが。


成田さんの自由に歌うヴァイオリンと仲道さんの絶妙な掛け合い。


女優さながらの切り替えで、神妙な面持ちで再び登場し、ショパンの革命と英雄を弾ききった仲道さんのピアノの重厚感。


川本さんのヴィオラでの無伴奏チェロと鳥の歌。


川本さんのボウイングにただただ釘付けだったのと、ヴィオラってこんなに鳴るんだっけ…と圧倒される響き!!


身体全体…いやオーラ全体で弾いてた感じ。


SONYのkidsコンサートでよく知る鵜木さんの『からたちの花』での新しい(本来の)素晴らしさを知り、、


もう語り尽くせませんが、、全ての皆さんが本当に素晴らしすぎました!


そう、山下さんがアメイジンググレイスを歌われているときには、時々マゼンタのオーラがワーッと広がる瞬間をみて、密かに感動していました。


無我だからこそ、曲そのものが湧き出てきて、天と繋がって広がる愛。


5列目という息づかいを感じられる席で、全身全霊で演奏されるスペシャリストたちの音楽にただただ圧倒されました。


自分がかつてそのようなエネルギーで音楽に向き合っていた感覚が再覚醒されてしまったような、不思議な感覚でもありました。(出演されている皆さまの足元には到底及びませんが)


そして、一晩明けて、今日は、頭の中に仲道さんの『革命』や高橋さん率いる兵士を抱えたまま、いつものように出勤🚲


何だか、自分の重心がない…みたいなふわふわ感。



あまりにも世界も空気も違いすぎて、、


でも5ヶ月間懸命に働いて、私の軸はすっかりここに定着していたことを知った瞬間。


そうか、、私はこの新しい場所で『全身全霊』かけていたのかな。


それが消えてしまったかの様な変な感覚に囚われて、自分の内側はといえば、全神経が音楽へ向いたまま戻ってこない。


種類は違うけれど、一昨日まではここに重心があったことは間違いない。


それなのに、まるで自分の魂は昨日のホールに置いてきてしまったかのようなモヌケ感。


何だか次元の違いに適応していない『浮いた人』のような感覚でいました。


子供たちが来所し、関わっているうちに少しずつ少しずつ戻ってはきましたが、まだ完全に戻っていません。


同じ地球の、同じ日本で、同じ時間を生きているのに、人は数時間の体験で、こんなにも世界を超えてしまうのだと、、


昨日は感動に胸を震わせて、今日は戻らない自分に怯えている私がいました。


人の【全身全霊】が世界をつくる。


そういうことなのでしょうか。


良い音楽を聴いて、感動しました、チャンチャン♪だけで終われない何かがありました。



自分の中にある何かが崩れているのか、燃えているのか、震えているのか、消えていっている最中なのか、はたまた覚醒しているのか、、


何だか訳がわからないこの感覚。


それほどに、昨夜は次元を超えていた何かに出逢い再会しました。


そして、その【何か】が演奏者と聴き手を繋げる生演奏の機会であることを、改めて尊いものと感じています。


兵士の物語のナレーターを務められた高橋克典さんも、昨日のコンサートをブログに載せられていました🥰

高橋克典『最高の皆さんと❣️』本番前マエストロ、垣内悠希さんとヴァイオリンの小林美樹さんとクラリネット/  イシュバーン・コハーンさんとファゴットの廣幡敦子さんとトランペット、高見信行さん…リンクameblo.jp


鍛えられた声と演技を見事にナレーションに織り交ぜるプロの技。脱帽でした🙌


感動をありがとうございました❣️