私は純粋な女性が好きであるが、はじけて遊び好きな女性も好きである。
前者は真面目なお付き合いの対象として、後者は体だけの関係の対象としてである。
もちろん両者ともに付き合ったことも、会話したことも、出会ったことすらない。
以前どっかの海外の記事で、性犯罪を犯した50歳くらいの犯人について、「仕事もせず、独身で、退屈な人生をおくっていた」と書かれていた。
おそらく自分が性犯罪を犯して逮捕され、海外の記事に紹介されたら、自分もそのように書かれるのだろう。
退屈な人生を送っていたと。
まあ、間違いない。
ただ、自分が本当に人間嫌いで内にこもるタイプであれば、そういう評価をされても文句は言わない。
しかし、自分はどちらかといえば外交的「だった」のだ。
遊び好きな女の子と夜通し遊ぶのに憧れていたのだ。
だから、このような評価をされたらものすごく凹む。
高校の時、よく繁華街に出かけて高校生のカップルを眺めて過ごすということをやっていた。
眺めて過ごすのは1,2時間ではない。
長い時は5時間以上眺めているのだ。
単に憧れだけで休みの日に5時間も眺めているなど、今考えれば尋常ではない。
それだけ、あこがれが強かったのだ。
高校生の時に彼女を作るということ。
今考えれば、これが自分の人生の真の意味で目的、生まれてきた理由といっても過言ではない。
高校の時に親に共学に転校したいとお願いしたことがあったが、あっさり却下された。
彼女がほしいとははっきりいわなかったが、男子校だとつまらないと言ったところ、父も母も男子校・女子校で、勉強に集中した結果、一流大学に進学できたと言っていた。
それを聞いて自分も一流大学を目指したが、この目的が逆に仇となり、一流大学どころか4年も浪人し、2年も留年してしまう。
そして、この目的はもう達することができなくなってしまった。
なので、それを取り返すべく邪念が自分を支配している。
犯罪者にはなりたくないものだ。