我慢すればきっと良いことがあるに違いないと思い込む…2 | 昭和42年生まれ元司法浪人無職童貞職歴無しの赤裸々ブログ

昭和42年生まれ元司法浪人無職童貞職歴無しの赤裸々ブログ

昭和42年生まれの元司法浪人生です。
日々の出来事や過去の来歴を隠すことなく赤裸々に語ります。

昨日久しぶりにブログを更新した。

ほぼ下書きの状態でアップしたが、長期休載を断ち切るのが目的だったので、そこは気にしないことにした。

一般の人は読んで決して気分がよくなるものではないので、さして読まれないだろうと思っていたが、反響が大きいことに改めて驚く。


このブログを始めたきっかけは、単純な「同類探し」である。

赤裸々に自分を晒すことで同類を見つけて傷をなめあおうというのが魂胆だった。


司法浪人時代、よく、ネットで「40代 司法浪人 ブログ」と検索して、自分と似た境遇の人たちの悲惨さを見て溜飲を下げていた。


しかし、悲惨な境遇を見ても、その過去を見ると、家族がいたり、童貞でなかったり、核心的な部分が自分の来歴とずれていたため、いまいち共感できなかった。

30代ならごくわずか似たような境遇の人はいるが、30代であれば、まだやり直しもきくし、仕事も見つかるであろう点で、やはり共感できなかった。

結局、自分と同じ世代で、同じ考え方を持っている人間を見つけることは出来ず、自分でブログを書くことにした。


ただ現在、「40代 司法浪人 ブログ」で検索すると、ほとんど自分のブログである。


そこでやっと気付いたのだ。

そう、社会から断絶された期間が長くなればなると、自分の境遇を理解してくれる人間がどんどん少なくなることに。

そして、いわゆる最狭義のぼっちとなるのだ。


自分は、もともとごく単純な一般的な人間だった。

高校時代、ほかの男子高校生と同じように、ごくごく一般的な悩みを抱えていたのである。


「高校生の彼女または女友達がほしい」


これだけである。

男子高校生ならおそらく誰しもが持っている「一般的な悩み」であるし、解決はそれほど困難ではない。

しかし、当時の自分は、この悩みは一過性のものだと思って我慢し、解決しようとしなかった。

放置しても解消するどころか、この悩みがどんどん肥大化し、解決が難しくなっていった。


女欲しけりゃナンパでもすれば?と思われるかもしれない。

たしかに、そうすれば解決できるかもと考えたこともある。

しかし、当時、ナンパなど、ごく一部の不良しかしていなかった。

不純な行為なのである。


当時、自分が好きな女性のタイプは、奥手タイプの女性である。

ナンパを嫌うような女性がタイプの女性なのである。


もし好きな女性が現れたとき、こちらがナンパ行為に及び、逆に変な目で見られて嫌われたら元も子もない。

そう考えるとますます及び腰になり、そして、そもそも女子と喋ったことすらないのにナンパなぞ出来るわけがない、その策は止めよう、となったのだ。


そして、当時の自分はこう考えたのである。

「女子としゃべれないと、これから大学に行ったとき間違いなく浮いてしまう。大学生で、女子と付き合ったことがなく童貞だなんて、恥ずかしくて言えない。」

そして、どうすればよいかと考えた時、誤った選択肢を選んだ。


そうだ、勉強し、一流といわれる大学に行けば、高校時代に彼女がいなかったことも言い訳にできるだろう。

一流大学に行けば、彼女がいなかったことを言い訳にできるうえ、むしろその真面目さが受けて女子が自然と寄ってくる。

その中から選べばいいじゃないか。

高校1年の時、父に共学へ転校したいと言った時、同じようなことを言われたので、あながち間違った選択肢ではないと思っていた。


しかし、そんな不純な動機では身を粉にして勉強には打ち込めず、結局、彼女いない歴を糊塗するためにどんどんハードルを上げ続け、気がつけば膨大な時間が過ぎていった。


そして、それから30年後、

46歳、もうすぐ47歳の男がいまだに


「高校生の彼女または女友達がほしい」


と、思っているのである。

できれば、大部屋で、男女4名くらいで、ジュースやポテチを持ち寄って皆でトランプをしたい。

人生ゲームとかしたい。


そんな幼稚な欲求を未だに持っているのである。


今思えば、初めから女子にアタックすればよかったのだ。

彼女いない歴の言い訳のため、職歴無しを取り繕うため、高齢童貞を取り繕うため、そのために貴重な貴重な青春時代を費やした。

その結果、まともに人と会話することすらできなくなっていた。


さらに、あまりの女日照りに、性的興味は変質し、SMものや恥辱ものなど、極度のマニアックな性行為でしか興奮しなくなってしまった。


もはや最狭義の精神異常者である。