ダンス公演のお知らせ | 青空アロマテラピー!

青空アロマテラピー!

ココロ、感じるままに空に投げたら、きっと輝く虹になるっ

道成寺『花のほかには松ばかり』とは。


今度のダンスの共通認識とする
「道成寺」は、こんな話。


毎年、旅の修験者が泊まる家の娘、清姫。


その中の美しい僧、安珍を
お前の婿になる人と周りに言われ
その通り恋をしてしまう。


清姫がいつ私を迎えてくれるのかと問うと、
安珍は帰りに必ず寄りますと答える。


ところが
修行の先の寺では
それは修行の妨げであると、

安珍を逃そうと別の道を行かせる。


いくら待っても迎えには来ない。



待ちくたびれて寺まで行くと
別の道で帰ったと聞かされる。


追いかけると
ちょうど川を渡し船に乗るところ。


目の前で、船は岸から離れていく。

渡るに渡れない岸辺で、

どれだけ悔しかったのか、

裏切られて悲しかったのか、

蛇に化身して川を泳ぐ。


そして大蛇となって、
鐘に巻きつき、中に隠れた男を
業火に焼き尽くす。


と、まぁ、こんな。(諸説あり)



これが能とかだと

エピソードの何年か後、
この鐘が再建された所から始まるから
coolですなぁ。 

映画みたい。


 
道成寺の唄の中で有名な
(私でも知っていると言う意味で)

「花のほかには松ばかり」

という一説。



いろんな説があるようですが、
私見では…こう思うのです。


この歌詞の後、

「春の夕暮れ来て見れば。入相の鐘に花ぞ散りける。花ぞ散りける花ぞ散りける。」

と唄われます。


花のほかに松しかないんなら、
花が散ってしまったら「待つ」ばかり
ではないか!



待っていたのに来なかった
男を想って大蛇になる、
娘のなんと不憫なことよ!



いや、待つのって辛いですよね。
私はせっかちなので、何にも待てません。
(下町育ち)

でも、待てないからこそ、
その辛さが分かる。



そして、タイトルの『新月の水鏡』。

何も映さない夜の川面のイメージ。


これはですね、

その昔、天河大弁財天社で
修行中の修験者さんに
恋してしまった時、

山を映して真っ黒な天川が

とても美しくて、

これを恋というならば 

今まで恋などしたことがなかった


と涙が流れたのを
思い出したのです。
 

表現をしてきた中で何度か出会う、
安珍清姫のモノガタリ。


きっと恋愛の普遍的な何かを
含んでるんでしょうね。


ダンスの中では
モノガタリに距離を置きますが、


なんだかゾワゾワします。


 
よろしければ、
如何なりますか、お立ち合いください。

ご来場、心よりお待ちしております。



日時
2023年1月22日

開場18:30
開演19:00


会場
下北沢リーディングカフェ「ピカイチ」

料金
3,000円(+オーダー)



出演
四代目 杵屋 浅吉 
江戸時代より続く、長唄三味線方の杵屋佐吉家の末裔。
長唄三味線方として、各地の公演会や舞踊会、ラジオ等に出演する一方、三味線音楽の魅力を伝えるため、新しいスタイルでの演奏、曲作りにも精力的に取り組んでいる。


井上 ミウ
身体表現による場と魂の変容を視野に踊っている。
高校在学時からパントマイマーとして、イベント、テレビ等に出演、ソロ公演を重ねる。
90〜93年、ドイツにてオイリュトミーをエリゼ・クリンクに師事。帰国後、舞踏家山田せつ子に師事。現地のダンサーから学ぶためバリ島、キューバなどに旅をする。僧の修行法を取り入れた中国武術・八卦掌を松田隆智に学び、心身のあり方を探求。
現在、さまざまなミュージシャンと即興によるダンス公演を重ねている。




#コンテンポラリー 
#コンテンポラリーダンス 
#dance 
#contemporarydance 
#tanztheater
#performance
#カフェで踊る
#舞踏  
#ダンス

via 光と空
Your own website,
Ameba Ownd