アナスタシア普及活動

1巻ごとに1章づつ

振り返る企画の5巻目、

 

 

ある老齢の脚の悪い男性と

40代家政婦の女性のお話。

 

 

*****

 

 

前3章ではメグレさんの

回想録が続きましたが、

今日の章もメグレさんの体験で

アナスタシアは出てきません。

 

 

それでもこの章は

アナスタシアが語る章と

同じような温かさ、優しさ、

明るさに満ちています。

 

 

メグレさんの読者集会に来ていた

大柄でふくよかな40代の女性と

彼女が住み込みで家政婦をしている

家の80代の元大学教授が主役です。

 

 

元教授は哲学が専門で

高い学位を持っていて

彼の住んでいるモスクワ郊外の

高級なダーチャ地区にある

格調高いコテージには

あらゆる言語で書かれた

膨大な数の本があります。

 

 

 

 

この章の前半で

コテージを訪問したメグレさんに

元教授が熱く語っているのは、

 

 

 

自分が学び究めた

過去から現在に至るまでの

世界中のすべての哲学は

 

人間より上に

絶対的な知性が存在し

人間はそれに対する

跪拝から逃れられない

 

ということを表現を変えて

様々な方面から話している

 

 

この哲学が全人類に

蔓延している限り

人類は奴隷としてしか

生きられない

 

 

アナスタシアは

その哲学を

一瞬で打ち破った。

 

 

 

今までどこにもなかった

圧倒的な真理を

シンプルな言葉で

証明した。

 

 

 

というようなことです。

 

 

 

元教授はアナスタシアを読むまで

ずっと息子たちが用意してくれた

豪華なコテージで死んだように

生きていました。

 

こどもたちは立派な職に就き

身の回りのことはすべて

家政婦がやってくれて

何一つ不自由のない生活を送りながら

誰からも必要とされず

あとは死を待つばかり、

というよりも

すでに生きながら死んだような

毎日だったそうです。

 

 

それが

アナスタシアの語る

人間本来の生き方

 

どれだけ地上に

善いものを残せたか、

 

美しいものを

神と共同で創造したか

という哲学に触れたとき

 

生きる希望が燃え上がり

窓辺で杉の苗を育て始め

 

自分の脚で立とうと

筋トレを始めました。

 

 

 

 

後半はこの元哲学教授と

家政婦のロマンスに

発展していきます。

 

 

元教授がメグレさんに

一族の土地コミュニティの

分配が始まった時、どうか

老人を排除しないで欲しい

たった一人で生きている

80代のわたしもどうか

その仲間に入れて欲しい

 

と懇願しているのを聞いて

 

ずっと同じ部屋で

二人の会話を聞いていた

家政婦は

 

どうしてこんな立派な家が

すでにあって、脚も悪いのに

そんなことをしたがるのか

まったく理解できない、

と文句を言い

 

あまりにしつこくそれが

耳に入るので元教授は

 

あなたは仕事を失うんじゃ

ないかと心配なんでしょう

あなたの収入や家について

ちゃんと考えています、と

あしらおうとすると

 

家政婦は激怒して

部屋を出ていきます。

 

 

 

 

戻ってくると手には

教授が育てているのと

そっくりな杉の苗を

2つ持っていて

 

わたしを追い出すなんて

わたしは薬草の知識もあるし

一緒にあなたの夢を叶える

手伝いが出来るのに

というようなことを訴えます。

 

 

元教授は驚いて

まさかこの立派なコテージを出て

自分についてきてくれるなんて

思いもしなかったよ

さっきだって文句を言ってたのに

と突然親し気に名前を呼んで

彼女の想いを受け取った喜びを伝え

 

家政婦も

さっきはあなたの決意が

本物かどうか確かめたかったから

あんな風にいったけど

アナスタシアを読んだら

女性はみんな

彼女のようにならなくちゃ

いけないと分かったし

あなたのように勇ましい志を持つ

男性についていかないわけがない

 

みたいなことを伝えて

突然ラブラブになります。

 

 

80代と40代という年齢なんて

全く関係なく、二人の間には

すでに共通の美しいビジョンが

あるわけです。

 

 

 

それが証拠に家政婦は

いつかあなたの赤ちゃんを

産んであげられるかもしれない

とまで言っています。

 

 

 

 

この章のタイトルは

家政婦が一旦怒って部屋を

出ていくときに

 

あなたたちは

死の哲学については

詳しいようだけど

生の哲学については

全然ダメね

 

と言ったそのセリフからです。

 

 

 

あなたたちは、

というよりも

今の世の中の哲学が

すべて死の哲学であり

 

アナスタシアがもたらした

新しい哲学こそが

生の哲学、ということを

 

この家政婦は一言で

言い表したので

ますます元教授は

この女性に

惚れ込んでいました。

 

 

キュンです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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前の章はこちら

 

 

1巻1章

 

2巻1章

 

3巻1章

 

4巻1章

 

 

 

 

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