アナスタシアを読んでから
未来に絶対叶えたい夢ができて
夫と一緒にいられることを
このうえなく幸せに
感じるようになったので
 
一人でも多くのかたに

読んでいただきたいと始めた

アナスタシア全章振り返り企画

 

メグレさんと息子さんの初対話。

 

*****

 

時は2000年の春頃でしょうか。

 

メグレさんは恐らく

6,7回目となる

タイガ行きを決行します。

 

これまではいつも

メグレさんがタイガに足を

踏み入れると、アナスタシアが

迎えに来ていた様子ですが

今回はそれがなかったそうです。

 

だけど不安になることもなく

初の息子との対面が

思い描いたものになるように

頭の中でシミュレーションしつつ

進んでいくメグレさん。

 

1章で対話した児童心理学者から

「我々の文化が少しでも

息子さんから見て

よいものに見えるように

しなければならない」と言われ、

それに同意したので

リュックにスーツを入れて持ってきて、

草地の近くで着替えています。

 

 

そしてしばらくその場に座って

 

息子との初対面で

一番大切なことは

自分が尊敬されること

アナスタシアが厳かに

自分を紹介してくれること

威厳のある態度が大切

 

などと考えていると

 

ふいにタイガの森全体が

緊張するような

いつもアナスタシアが

現れるときの空気に変わり

 

さらに自分の背中を

温める視線を感じて

 

しばらくそれを味わってから

振り向いてみると、

 

そこには

 

アナスタシアではなく

 

息子が一人で

立っていたそうです。

 

 

 

 

 

彼はアナスタシアによく似ていて

自分にも多分似ているけど

パッと見では分からないくらいで

 

何せ、いきなり彼がひとりでそこに

現れたので、メグレさんは面食らって

座って振り向いたまま、

地面に手をついた姿勢で

固まってしまったそうです。

 

 

 

ああ、シミュレーションが・・・

 

 

 

息子くんはパパに挨拶をして

それから近付きすぎて

パパが思いを巡らせているのを

邪魔してしまったことを

謝ります。

 

じっと遠くから見ていたんだけど

どうしても近づきたくなって

我慢できなかった、と素直に

言います。

 

 

 

 

メグレさんはそこでようやく

自分の計画を思い出し

息子に用意してきた質問を

繰り出すのですが

 

ことごとく思ってたんと違う

返事が返ってきます。

 

 

 

息子が全くステレオタイプな

会話をしないわけです。

 

 

 

ママの言うことをちゃんと聞いているか?

 

 

ものすごく聞いてるよ!

ママの話はとっても面白いよ!

それにぼくも話すよ!

たくさんいろんな風に話したいんだ!

 

 

 

 

算数もママから教えてもらったかな

2×2は、、

そうか分かるのか

 

これは電卓といって

例えば136かける1136なんていう

難しい計算でも

 

え?これも分かるのか

どうやって計算している?

 

 

 

 

じゃ、じゃあ、

この本を見てごらん

これは歴史の絵本だ

学者という

頭の良い人たちが書いている

字は読めるか

そうか

じゃあ読んでご覧

 

う、うん、確かに、たしかに

おかしいな、なぜこんな風に

書いてあるんだろうか

 

多分、お前が自分の頭で

これが本当のことか嘘のことか

しっかり考えられるように、

じゃないのか

 

 

 

 

 

みたいな調子の狂う対話を

しばらく二人きりで続けたあと

 

メグレさんは

何も言うことがなくなり

黙り込んでしまいます。

 

 

そしてアナスタシアに

言われたことを思い出します。

 

 

こどもたちに対して、

完全に正直で、

誠実であること

 

 

 

そして息子に告げます。

 

自分は今、父親として

息子のお前と普通の会話が

出来ない、触るのも怖い。

越えられない壁を感じる、

 

と。

 

 

 

 

息子は悲しそうに言います。

 

 

パパはぼくを本当の息子だと

受け入れることが難しいの?

 

パパの世界では、親は

自分のこどもだけを

時々叩くんでしょ、

 

じゃあ、ぼくを叩いて。

 

 

 

 

 

メグレさんは息子の

とんでもない申し出を

全力で断ります。

 

 

 

・・親がこどもを叩くのは

こどもが間違ったことを

したときだけだ。

 

 

 

そうだね、親がこどもを

間違っているとみなした

時だけだね。

 

 

 

・・本当に誰が見ても

間違ったことをしたとき

だけだから、みなしている

というのとは違う。

 

 

こどもはそれをする前に

間違っていると

分からなかったの?

説明されていないの?

 

 

・・説明はしているさ

 

 

でもちゃんとこどもが

理解できていないなら

伝わらない説明をしたほうは

間違っていないの?

 

 

 

・・・絶対やったらダメ

と禁止されていることを

やったら、という意味だ。

お前はママに禁止されていることを

やったことはあるのかい?

 

 

 

あるよ!

これからも絶対するんだ

 

 

 

 

 

 

想定外の問答が続きます笑

 

 

 

 

 

 

 

その禁止されていることについては

章の最後にメグレさんが聞いて

二人で一緒にそれをやるという

オチもあるのですが

 

 

それより、

この「息子との対話」

という長い章の中で

一番素敵なのは

息子の将来の夢です。

 

 

 

メグレさんに

将来は何になるんだ

と聞かれ、

 

ぼくはもうぼくになってるよ

と答える息子に

 

じゃあ何をやりたいんだ

と質問を変えると

 

パパみたいになる

パパがやってることを

最後までやる、と答え

 

 

おまえが大きくなったとき

もっとも大事だと思うことや

仕事は何だ、とさらに聞いた

答えがこちら。

 

 

 

大きくなったとき

はじめに

一番大切なのは

 

一人の女の子大宇宙を

幸せにしなくちゃならないんだ。

 

地球に生きている女の子はみんな、

大宇宙の似姿なんだよ。

 

女の子はみんな、一人ひとりが

大宇宙に似ているんだ。

女の子一人ひとりには、

大宇宙のすべてのエネルギーが

あるんだ。

 

女の子大宇宙たちは、

幸せにならなきゃいけない。

 

だからぼくも、絶対に、

一人の子を幸せにしなきゃ

ならないんだ。

 

 

 

 

 

 

 

く~

ヴォロージャくん

ありがとう!!!

 

一人の女の子大宇宙として

感謝を申し上げるよ。

 

本当に、そんな風に、

世界中でたった一人の男性が

たった一人の女性を

幸せにしなくちゃならない、と

決意してくれていると知るだけで

わたしはみなぎる力をもらうよ。

 

 

 

そして、いま、わたしは

たった一人の素敵な男性から

宇宙で一番幸せにしてもらっている

と心から感じられているよ。

 

 

 

 

 

女性はみんな

たった一人の男性から

幸せにしてもらうために

 

先に

 

この男性に

わたしを幸せにするという

使命を遂行させてみせる

 

という決意を持つことが

必要なんじゃないかしら。

 

 

 

それは、具体的には

アナスタシアのように

決して怒らず

決して引かず

繰り返し繰り返し

優しく、分かりやすい言葉で

自分の望みを伝え、

聞かれたことは

決して嘘をつかず

いつも誠実に答え、

温め、微笑み、明るさを与え続ける

そういう決意なんじゃないかしら。

 

 

 

 

 

 

 

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前の章はこちら

 

 

 

 

 

1巻1章

 

2巻1章

 

3巻1章

 

4巻1章

 

 5巻1章

 

 

 

 

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