原初の人間と今の人間を知る

アナスタシア全章振り返り企画

 

ヴェド期→イメージ期→オカルト期

 

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ヴェド期の終盤に人々は

集合意識の力を知った。

 

複数の人が意識を合わせることで

天気を操れること、

地下から泉を湧かせられること、

さらに遠い星に園を育んだり、

破壊することも可能だと知った。

 

人間の集合意識は強力で、

それが意図したことを

妨げるエネルギーは

大宇宙のどこにも存在しない。

 

 

 

ひとつの場所に集まることなく、

集合意識をより楽に使い、なおかつ

より多くの人のためになるように、

人々は太陽の神、火の神、雨の神、

愛の神、実りの神などを意識で創造し

イメージ期には人間自身が

神のようになった。

 

 

 

その時、神が人間に与えていた

大宇宙のエネルギーのバランスを

自身の内に保てなかったものが

たった6人だけいた。

 

 

尊大さと利己のエネルギーが

他のエネルギーを上回った。

 

 

 

バラバラに存在した彼らは

そのうち引き寄せられ

どうすれば

地球のすべての人々の

支配者になれるかに

意識を集中させた。

 

 

 

彼ら6人は自分たちを

神官と呼んだ。

 

彼らは転生しながら

今日も生きている。

 

 

今日、たった6人の神官たちが

地球のすべての民を操っている。

 

 

彼らの王朝は1万年続いている。

 

 

 

6人の中に最高神官と呼ばれる長がいて、

彼は自身を人間社会の主統治者だと

考えている。

 

 

 

この1万年の間に、

様々な国家が世界を支配しようと

武力によって権力を掌握し、

繫栄し強国とみなされては、突然に

勢いを失い平凡な国になっていった。

 

 

それは、ずっと前から、

世界には秘密の統治者がいるから。

 

 

彼は国家やその統治者たち、

そして一人ひとりの人間を使って

遊んでいる。

 

 

 

 

この章を初めて読んだとき

 

ショックを受けました。

 

 

 

それまでのわたしは

陰謀論的なものに多く触れていたので

新聞やテレビを盲信することは

すでになくなっていたと思いますが

 

それでもロックフェラーだとか

ロスチャイルドだとか

そういう名前を知られた一族が

世界のトップにいるんだろう

という程度の認識だったので

 

まさかわずか6人の神官のうち

たった1人が最高神官だという

本物のピラミッドのイメージを

受け入れることは

とても難しかったです。

 

 

 

さらにこの章の中では

次の歴史についても書かれています。

 

 

神官たちが最初に権力の把握に

成功したのはエジプト国家。

 

ファラオを操り人形として表に出し

自分たちはゆったりと思索にふけり

 

自然の創造物と人間の間に起きるはずの

相互作用のエネルギーを

自分たちが考え出した神殿へ移行させ

人々に戻すことなく吸収した。

 

 

次に、

全世界の権力を握ると決めた

最高神官が、金はすでに有り余り、

奴隷からはよくないエネルギーが出ており、

彼らが作る食べ物は味も悪く有毒なので、

 

これからは人々の魂を支配下に置き

彼らのときめく愛のエネルギーを

すべて私に向けさせようと考えたのが

エジプトからユダヤの民を連れ出すこと。

 

実行したのは

最高神官に託された

神官モーセ。

 

神によってユダヤの民のために

準備された約束の地で

彼らに素晴らしい生活が待っている、

神の前でユダヤの民は

選ばれた民だと宣言される。

 

モーセは40年にわたり、

砂漠の端から端まで

人々を引き連れて歩き

常に説教を読み聞かせ、

絶えず神によって

選ばれたものであることを話し、

町の人々との闘いや強奪を強いた。

 

この40年におよぶプログラミングで

大多数のユダヤの民が催眠に堕ちたことが

イエスには分かったので

自分の民族であるユダヤの民を

救済しようと独自の宗教をつくり出した。

 

 

最高神官はイエスの意図を見破り

1年以上意識を酷使して対抗策を見つけた。

 

それは、イエスの教えと戦わず、

ユダヤの兵士たちの頭脳でイエスの教えを

地球上のすべてのあらゆる民族に浸透させ、

同時に、イスラエルには古い宗教を残しておく。

 

 

こうして、

愛と従順さを呼びかけるキリスト教が

世界中に波及され、

同時に、ユダヤ人は選ばれた民であり

みんながユダヤ人に従わなければならない

という二つの哲学が

同時に存在するようになった。

 

 

 

 

様々な国の民が

ユダヤ人を憎むようになり

蓄積された憎しみがそこかしこで

ユダヤ人大量虐殺や殺害へと具現化した。

 

 

 

 

一方、キリスト教は4世紀にローマを制覇し

最高神官は大喜びして、声に出すことも、

接触することもなく皇帝に命令を出し、

アレクサンドリア図書館を完全に燃やした。

その中にはヴェドの人々の叡智が書かれた

希少な本もあったが、

それらは取り上げて隠され、

ごく限られた仲間内のみで研究され、

その後破棄された。

 

最高神官はもう一つ

目に見えない命令を出した。

その結果、転生の教えが禁じられた。

 

人々に、幸せな営みは

地上にはないと思わせるため。

 

こうして地球の多くの民が

そう信じるようになった。

 

 

 

 

 

 

ここまで読むと

さらにショックが増します。

 

 

地上には幸せな営みはない

 

この考えこそが

オカルトそのものだったんですね。

 

 

以前のわたしは完全に

このオカルトに騙されていました。

 

 

地球は修行の場所で

苦しみがあってしかるべき場所で

肉体がある間は仮の姿で

魂となって肉体を脱いでからが

本当の自分であると思っていました。

 

 

 

 

それは、よくよく振り返ってみれば

幼いころに「死んだらどうなるの」

と聞いたときの答えが

「死んだらすべて無くなる」

「何も残らない」

というものだったので

 

しばらくの間はずっと

それを自分の哲学にして生きていて

 

だからこそ、今、

この人生の命を

瞬間瞬間で輝かせて

やりたいことだけをやって

将来の為に今を我慢するなんて

そんなことには意味がない

というまさに刹那的な生き方が

 

10代から20代にかけての

わたしの信念だったのですが

 

 

その後、死後の世界はあるっぽい

臨死体験した人の証言たくさんある

 

輪廻転生もあるっぽい

輪廻転生の記憶を持ってる人の本もある

 

という情報にたくさん触れるようになり

その頃から反転したんですよね

死んだら無から

死んでからが有みたいに。

 

 

 

そこからまさにオカルトで

(実際は、それまでも充分オカルトですが)

 

死後の世界はすべて光で

何一つ苦痛はなくて

 

というようなものから

 

地上世界とほとんど変わらないのが

死後の世界で、死んだと気付かない

こともあるらしい

 

というようなものまで

 

ありとあらゆる情報に触れて

どれが本当なのよ、と

混乱する時期があり

 

 

 

高次元世界を体験出来る

ヘミシンクや波動、オーラ、

チャクラ、様々な用語を知り

 

目に見えない世界はたしかにある

という確信を得てからも

 

でも見えないから

本当かどうか分からないけど

感じたい、知りたい、という

欲求を抑えきれなかったのは

 

見えない世界のほうが

本当の世界だと思っていたから。

真実の世界、価値のある世界だと。

 

 

 

アナスタシアを読むまで

本当にずーっと

そう思っていました。

 

 

 

 

 

 

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前の章はこちら


 

 

1巻1章

 

2巻1章

 

3巻1章

 

4巻1章

 

 5巻1章

 

 

 

 

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