今まで一度も聞いたことのない
人類の歴史が目白押し
アナスタシア全章振り返り企画

 

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人類のサイクル100万年周期のうち

ほとんど(99万年)を占める

ヴェド期のカップルの出会いと婚礼

 

 

・ヴェド期の婚礼は

村をあげて執り行われた

 

・恋人たちの出会いは

同じ村同士の場合もあったが

多くは複数の村合同の祭だった

 

・互いの眼差しが合わさり、

ハートに気持ちの閃光が走って、

眼差しは互いに多くのことを伝えあった

 

・二人の願いは言葉にすると

「永遠の愛の空間を共に創造すること」

「偉大な共同の創造において、

あなたを手伝うこと」だった

 

・それから二人で自分たちの

生きた家となる場所(土地)を選ぶ

 

・次に、まず

彼と両親が暮らす村のはずれに行き、

その後、彼女の村の近くに出かけ、

二人の合意のもと暮らす場所を決定し

そこで二人きりで過ごす

 

・大空の下で過ごしたり、

掘っ立て小屋で過ごしたり、

生家にはほんの短時間だけ戻った

 

・これが数か月、一年、

あるいは二年続くこともあった

 

・そのあいだずっと、

愛し合う二人のあいだに

肉体関係はなかった

 

・二人は幼いころから

両親が愛の中で創造した

美しい一族の土地を愛でてきたので、

今度は自分たちのものを

創造することを希求し、

意識の中で家を設計し、

多種多様な植物を配置していた

 

・すべての植物が自分で育ち、

人間が労力を費やすことがないように

配置しなければならないので

惑星の配列や日々の空気の流れなど

多くの細やかなことを考慮に

入れなければならなかった

 

・風がそよいだとき、多種多様な

エーテル(香り)の花束が家の中に

入るように、植物の配置を工夫した

 

・愛のエネルギーによって叡智が深まり、

インスピレーションを生み出していたので、

肉体の快楽に思いがおよぶことはなかった

 

・意識の中で構想が完成すると

恋人たちはまず

新郎の村のすべての家を訪れ、

次に花嫁の村を一軒ずつ訪れ、

それぞれの家で一言だけ

「あなたのリンゴは素晴らしい」

「この仔猫は自覚ある眼差しだ」

「あなた方の熊は働き者ですね」

などと口にした

 

・ヴェド文化の人々は

美しいオアシスを創造する

若い恋人たちを神として扱った

 

・誉め言葉は、自分の一族の土地に

そのような樹木や仔熊を持ちたい

ということを意味していたので、

二人の評価はいつも誠実だったし、

訪問を受ける側は

二人に指定された植物や動物は

神に認められたのと同じなので

村のみんなの前で贈りたいと

誰もが希求していた

 

・二つの村の家々を訪問するのに

3日かかることもあれば、

一週間でも足りないこともあった

 

・すべての訪問が終わり、

二人から指定された日が来ると

夜明け頃、二つの村から

みんなが二人の敷地に集まった

 

・人々は新郎新婦が木の枝で囲った

敷地の外周に沿って立ち、

中央の掘っ立て小屋のそばに

花々で飾られた盛り土があった

 

・青年が出て盛り土の上に立ち

愛する女性と創造した

新しい空間の構想を順序だてて述べ、

リンゴの木、サクランボの木、

梨の木が育つ場所を

手で示しながら話した

 

・約3時間スピーチは続き、

彼が差し示した場所に植える植物を

持ってきた人はその場所に立った

 

 

*****

 

現代文化と比較すると

出会いはたいてい祭、

というの良いですね。

 

婚活パーティーとか

仲間内でバーベキューとか

何かしら多くの人が集まって

そこで目と目が合って出会う

ということですよね。

 

・非日常

・リラックス、陽気、屋外

・飲食、音楽、開放感

 

こういう条件があると

なお良さそうですね。

 

 

 

 

恋人同士になったら

まず、することが

二人の出身地の近くを

見てまわって土地を決める

というのも良いですね。

 

しばらく付き合ってみて

もしかしたら別れるかも

というような回り道はしないし

 

身体の相性を確かめる

とかもないわけですね。

 

 

そして、いきなり

その土地で朝に夕に

二人で過ごす、というのも

なんともおおらかで素晴らしい。

 

若い二人が出会い

土地を決めて、そこに

愛の空間を創造することが

他の何よりも大切な仕事、

ということですよね。

 

 

現代の恋人たちが

「仕事が忙しくて会えない」

「休みが合わなくて会えない」

「遠距離で会えない」

という状況は根本的に

間違ってるということが

よく分かる部分です。

 

 

 

そして二人の意識の中で

土地の配置が決まったら

婚礼の日にちを決めるだけ!

婚礼会場は自分たちの土地だから

予約も何もいらないわけです。

 

合理的!

 

 

さらに、お祝いは

招待する皆さんの土地にあって

自分たちの土地にほしいと思う

植物や動物をもらう側が指定する

 

これも確か

ウェディングレジストリという

結婚祝いの贈り方に似てますね。

新郎新婦が例えば

Amazonのほしいものリストに

新生活で使いたいものを各種登録して

結婚祝い何が良い?と聞いてくれた人に

そのリストを公開して、

贈りたいものを選んでもらう、

というような。

 

 

あなたの畑で育てた

野菜の種がほしいわとか、

あなたのお庭に咲いている

チューリップの球根を

分けてもらえない?とか

 

そういうのだったら

現代でもすぐに出来そうですよね。

 

 

婚礼の後半は、お互いの家族も

一緒になって紹介しあい

神も在席している前提の

言葉の掛け合いや

 

新郎による種や苗木を植える

合図の言葉がけがあって

 

招待客たちがいっせいに

苗木を植えたり、

種を蒔いたりし始めるんです。

 

 

 

その瞬間に

二人が出会ってから

これまでずっと意識の中で

創りあげてきた美しい園が

現実のものとして目の前に

現れるわけです。

 

これがヴェド期の婚礼!!

 

 

ロマンティックなうえに

めちゃくちゃ合理的で

ほんと、理にかなってる。

 

しかもそうやってつくり出された

新しい園は、まさに人間の使命である

一つひとつの新しい共同の創造において、

独自の美しさを地球の世界に加えること

を叶えているんですよ。

 

 

共同の創造という言葉は

一体誰と誰の共同なのかといったら

この場合、

新郎新婦二人の共同でもあるし、

お互いが生まれ育った

村の人たちとの共同でもあるし、

何より、婚礼で生み出す園にあるもの

すべてが神の創造物であることから

神と人との共同でもあるんですよね。

 

 

・小さな動物を連れてきた人たちは

二人が土地の構想を練る時

滞在していた小屋に入れて

世話係の老犬も入れて

老犬以外はみんな幼いうちから

一緒に育つようにする

 

・動物たちへのエサやりが

人間をわずらわせることもなく

むしろ動物たちが人間を食べさせていた

 

・ヴェド期の家畜と人間は菜食だった

 

・周囲に育つ植物が多種多様で

人間と家畜の味覚を十分に楽しませた

 

・日暮れに新郎新婦とその家族は

それぞれの家に帰り、二人は

二夜と一昼を会わずに過ごす

 

・その間、招待客は二人の土地で

歌ったり踊ったりしながら

腕のいい大工が小さな家を建て、

翌日村の女性が新居に

一番いい果物を持っていき、

二人の母親がベッドを

亜麻のシーツでくるむ

 

・実家で休む新郎は

家族から神として扱われる

 

・神は地球上のすべてを創造し

青年もまた先祖からの叡智を

すべて自分に取り込み、

多くの創造物の使命を認識し

それらを使って自分と

愛する女性と

こどもたちの世代に

生きる歓びをもたらすことができる

この上なく美しい生きたオアシスを

創造したから

 

 

 

 

*****

 

 

この後、アナスタシアも

ヴェド期の一族の土地と

現代を比較しています。

 

 

・科学の世界では

美しい一族の土地に似たものさえ

つくることはできない

 

・愛によってインスピレーションを

受けた創造者はたとえ一人であれ

愛のない科学すべてより強い

 

・幸せな家族が暮らす一族の土地では

そこに暮らす家族全員の食糧需要が

満たされていなければならない

 

・一族の土地では、

病気の危険をはらむことさえ許さない

 

・魂のために

エーテル(香り)のある

食べ物を与えること

 

・一族の土地は

生まれた赤ん坊をあやし

永遠に愛を保つところ

その際に家族の誰も

労力を費やすべきではない

 

 

*****

 

 

赤ん坊をあやすのは

母親ではなく一族の土地

・・というのは、わたしは

かなり抵抗がありますが

 

たしかにアナスタシアは

メス熊やメス狼、

そして草地そのものに

ヴォロージャくんを

あやしてもらっていました。

 

 

 

 

この小章の最後では

二人の若い夫婦が

すべての環境が整った

愛の空間の中で

 

お互いへの愛と

 

二人のあいだに生まれる

こどもへの愛で

 

意識を融合させるシーンが

描かれています。

 

 

これもまた共同の創造ですが

・この時、二人の間に

何が起こるのかを

詳細に描写できた人は

何百万年のあいだに一人もいない

 

・でも、二人の間に

不思議な奇跡が起き、

二人を結合させながらも、

後に各自は自分自身に戻るということを

ヴェド文化の人々は明確に知っていた

 

ということです。

 

 

つまり、それが、

ヴェド文化の性教育?

 

一旦、完全に結合するけど

再び分離するのよ、という。

 

 

*****

 

・すべての夫婦において、

互いへの愛はどんどん大きくなった

 

・今日では

ほとんどすべての夫婦において

互いへの愛は次第に冷めていくが

このような状況は人間にとって不自然

 

・人が生涯で最も愛するのは

自分の祖国と我が子、

それらを共に創造した相手

 

・この3つの愛が揃ってはじめて

永遠に生きることができる

 

・ヴェド期に不倫はなかった

 

・何百万もの幸せな家族が

地球を彩り飾っていた

 

 

 

 

 

すべての人に素敵なパートナーが

いる世界を実現することは

まったく不可能ではない、

ということですよね。

 

しかもそれは人間本来の姿。

 

なんというか、

本当に、心の底から

「そうでしょうとも」

と思えるんですよね、

このことに関しては。

 

 

 

 

 

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前の章はこちら

 

 

 

1巻1章

 

2巻1章

 

3巻1章

 

4巻1章

 

 5巻1章

 

 

 

 

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