これからのスマートフォンのスペックはコア数とRAMサイズに着目 | Draft life with blog

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嘘かまことか読む人次第 / True or lie? it depends on yourself

CPUのCLK周波数が高ければ、性能が高いスマートフォンであるという妄想

Sony Xperia SL: Benchmark confirms 1.7GHz clock speed

こういう記事を見て一喜一憂する輩って結構多いんでしょうか?

何も知らない一般消費者にはアピールしやすい”数字”だから、バカの一つ覚えでここをアピールする店頭の販売員や、ネット内のニワカオタにはいいネタになるでしょうけれど、騙されてはいけませんね
一般的に周波数が高いことで生じる2次的な問題の方が多いのが現状

電池 電池消費が激しくなる
メラメラ 電池消費が激しいと言うことは、スマートフォン本体が熱くなる

周波数を上げることをメインにして性能向上を図った結果、消費電流の増大とそれに伴う発熱量が大きくなりすぎてシステムが破綻した例は、Pentium 4の歴史を見れば一目瞭然です

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その過去の教訓から、スマートフォンでは早々にNVIDEAQualcommTIはマルチコアへとシフトしました

インテルもこんなことを言ってますね

Intel社によればクロックを2割上げるとパフォーマンスは1割程度しか増えないのに、消費電力は7割程度増大してしまうという。つまり、1つのコアのクロック数を単純に上げるのではなく、1つのコアのクロック数を低くしても複数のコアにして全体としてパフォーマンスを上げるというのがマルチコア技術の目的である。1コアあたりクロックを2割減らすと、パフォーマンスは1コアあたりでは1割程度落ちるが、消費電力は5割程度減らすことができる。


CPU処理速度を上げるひとつの要素がCPUのマルチコア化であるならば、もうひとつの要素として
内臓RAM容量が多いことがあげられます

簡単に言ってしまえば、アプリケーションを実行する領域(RAM)が大きければ、アプリケーションプログラムが書かれているROMからの転送頻度が減るため、実行速度があがるということです
ROMへのアクセス速度>>>RAMへのアクセス速度なので、仮にCPUがPoorでも、RAM領域が大きければ効果は大きいですよ

では、同じマルチコアのスマートフォンの中で性能が高いものはどれ?と言われたら?
現在最新のスマートフォンで見てみると、コア数4が最高、CLKは1.5GHz程度、RAMは1GB

複数のメーカーで比較してこの辺が同じような値ならば、次なる着目点は電池持ち時間ですね
ただし、電池容量を確認してから比較を行う必要があります
メーカーが異なると、電池容量も大きく異なります
昔は1500mAhが主流でしたが、最近では2000mAh近くまで容量アップしていますし、連続通話時間の差にも現れています

Android AQUOS PHONE ZETA SH-09D
CPU:MSM8960 1.5GHz(Dual Core)
RAM:1GB
連続通話時間:3G:約 440分
電池容量:1900mAh

Android ARROWS X LTE F-05D
CPU:OMAP4430 1.2GHz(Dual Core)
RAM:1GB
連続通話時間:3G:約 340分
電池容量:1400mAh

最後に
スマートフォンは使っているとすぐに熱くなるとの書き込みがあります

ARROWS Z ISW11Fは温度が上昇しやすい仕様

一番有名なのがArrows Zの発熱騒ぎですが、これってArrowsのみならずAQUOS PHONEでも発生してます
結局、無駄に電流を食っている分が無駄な発熱に回っているということなので、発熱が酷いと噂されているスマートフォンは電池の減りも早いので絶対に買ってはいけません
てか、無駄に電流が流れるような最適化がされていないSoftwareしか開発できないようなメーカーであると判断できるわけですから

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