芦屋道満大内鑑

こんばんは

ことのは　となえます

古川たいこです。

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昨日は地元の観音さまであった

「甚目寺説教源氏節

芦屋道満大内鑑

久寿の葉　子別れの段

久寿の葉　信田の森子別れの段」

を見てきました。

幕末の江戸時代に流行った大衆演劇で

平家の琵琶に対抗して作られたもので

女芝居や操り人形で一世風靡をしましたが

現在では広島の「眺楽座」と

「甚目寺説教源氏節」のみとなっていて

「甚目寺説教源氏節」も六代目がなくなった後

正統は絶えたのですが

地元の人形劇サークル「もくもく座」が

復興させました。

人形は30センチほどで

八畳から十畳くらいの座敷で見るのに

ちょうどいいように作られています。

演目の「芦屋道満大内鑑」は

安倍晴明が信田の森の白狐と晴明の父

保名の間に生まれた子供という逸話

「信田妻」をもとに作られ

その中でも有名な　二段が演目となっていました。

三味線と太夫で語られます

久寿の葉 子別れの段

白狐の正体がばれてしまったとおもった久寿の葉

久寿の葉は夫　保名が命を助けた白狐が

久寿の葉姫の姿を借りて保名のもとにきました。

久寿の葉と保名の間には子ができ

しかし正体がばれたと思った久寿の葉は

童子に言い聞かせ

和歌を書いて姿を消してしまいます。

そこに悪右衛門と家来が久寿の葉姫を

奪い保名を殺そうとやってきますが

童子の不思議な力でねじ伏せられてしまいます。

【恋しくば　たづねてきてみよ　

信田の森の　うらみくずの葉】の和歌の通り

信田の森に向かいます。

久寿の葉 信田の森の子別れの段

信田の森にたどり着き

やっと久寿の葉に会え

戻ってほしいと頼む保名ですが

正体を知られてしまった久寿の葉は

もう人間界にはもどれないので

童子に形見として黄金の箱と水晶の玉を

渡します。

それでも別れを惜しむ二人に

本来の白狐の姿をみせて二人の前から消えます。

この母からもらった宝で不思議な力が身について

やがて陰陽師として名高い安倍晴明として

活躍をします。

という　晴明誕生の物語でした。

次は岐阜でも公演がありますので

ご興味があるかたはぜひ

30ｃｍの人形なのに

とても細かい動きがあり、貴重な機会となりました。

信太森葛葉稲荷神社

それではみなさまごきげんよう