ヨウソロ arttic column
November1,2020 vol.34
「チームワークの本質」
自分にしかできないこと、自分らしくあること、自己実現することなど、人はそれぞれの自分の思いを持っています。
個の中ではそういった考え方は強さになりますが、組織の中では自分のやりたいことばかりを優先していると、周りやチームの邪魔をすることにもなります。
これは会社や家族、友達全てに共通していることです。
だからこそ、チームワークの本質は仲間のやりたいことや理念、志に自分を合わせていくことだと思います。
しかし大半の人は、自分本位で権利だけを主張し自分のやりたいことばかりをやろうとし、周囲に邪魔されてはイライラしてしまうものです。
そのような態度は、周囲に無理をさせ、次第に協力者を失い最後には孤立してしまうものだと思います。
個の権利だけを主張し周りへの配慮の欠けた行動はチームワークとはかけ離れた行動になります。
よいチームの定義は必ず全員が主役になれることであり、本当のチームワークが機能する組織は、それぞれが自分のやるべきことを自由にやる組織です。
それは自分勝手という意味ではなく利他的に行動ができることを言います。
いつまでも自分のことばかりに躍起になっている人は、迷惑や邪魔をすることも気にならず、周囲の利益を阻害し、うまくいかない理由を他人のせいにして自分を変化させようとはしません。
ですから、うまくいかないことを主体的に考え、先ずは他人のためにと行動できる人は、いつも謙虚であり自分の存在価値は何の御蔭なのかを忘れていない人だと思います。
あえて自分を後にすることで仲間と信頼しあうという考え方、これこそがチームワークの根底的マインドだと思います。
仲間を先にと譲り合えば、必ず自分の出番もあることを謙虚に理解している。
そのような人の周りには自然と人と信頼、そして成功が集まっています。
いつも見守ってくれている仲間の存在、会社の存在、お客様の存在、家族の存在があることを根底に置き、理念にブレずにチーム一丸となって成長していきたい、そのように思っております。
ありがとうございました。