ヨウソロ arttic column
February1,2021 vol.37
「その行動は何のため」
仕事を通して、何の為に行動をしているのか、とことん考え抜くことはとても大切なことだと、私自身も常に心に置いて仕事をしております。
仕事では行動の根底に「自分の利」を置いてしまうと、お客様のためと言いながら会社やスタッフに迷惑をかけたり、会社のためといいながらお客様やスタッフに迷惑をかける行動になってしまいがちです。
この「迷惑」というのは自分中心で物事を考えていることで起こります。
そして迷惑とは「何でも自分にとって良いようにしよう」と無意識に判断をしてしまう人ならではの「癖」でもあるかと思います。
癖は日々の習慣で身に付くものです。
ですから癖を正すことは習慣を変えることであり、生き方そのものを変えることでもあるので、癖を正すことは簡単なことではありません。
一般的に人は周りを見て状況を判断し迷惑をかけないように意識をします。
しかし、いつも自分を中心に考えてしまう人は自分にとって徳かどうかという価値観があるので、周りに迷惑をかけていることに気づくことがありません。
更には自分は間違っていないと思ってしまっていたり、自分から気づくことができず、周りから指摘されても何のことを言われているのか本質を理解できず、腹を立てたりもします。
そういったことを繰り返していると、人柄や人格とは関係なくその人の「癖」が周りへ全面に出てしまい周囲との信頼関係を築けない孤独な人生となってしまいます。
ですから社会人として大切な心構えは、「自分の為だけに働かない」あるいは「自分の為だけに行動をしない」ことだと思います。
社会のために働くという「公」のために働くという自覚が仕事であり、「迷惑」とは反対に「有難い」と感謝され、人からも必要とされる価値を生み出すことができるのだと思います。
この価値こそが仕事の意味であり我々が生きている意味でもあるのではないでしょうか。
私もまだまだ迷惑をかけてばかりの社長ですが、有難い存在と成れるよう日々成長です。
ありがとうございました。