手術 | あした、なに、できる? 〜42歳若年性認知症主婦の覚え書き〜

あした、なに、できる? 〜42歳若年性認知症主婦の覚え書き〜

若年性認知症患者本人のブログです。
宣告を受けた私の気持ちや状況やこれからの生き方の希望などを盛り込んだ覚え書きです。
出来る内に出来ることを積極的にして行こうと思ってます。

月曜日に水頭症に特化した病院を受診し、「正常圧水頭症」の診断を受けました。
ただ、一般的に水頭症はご高齢の方の病気らしく、私くらいの年齢の患者は少ないそう。。
そして、私の場合は水頭症の中でも「ローバー」と言われるもので、実は気付かない内に長期的に患っていたらしい、との事。
早速、今月末に手術の日程も組んで頂き、順調に進めばGW前には抜鉤(ばっこう)も終わるそうです。


 さて、私自身の話なんですが。


最近は頭痛と疲れ易さが酷く、夜は娘より早く落ちてしまう事もあり、中々ブログを書くまで至らず、、囧rz
 ご報告やコメントのお返事が大変滞ってまして、すいません。
今月一ヶ月間は、詰め込みスケジュールで検査や入院がダダダーっと組まれましたが、手術までの待つ時間が少ない方が精神的に楽なので、返って良かったかなと自分では思ってます。


そして、心配していた若年性認知症も、実は水頭症であり手術すれば治るとのことで、本当にホッとしました。
一時期は、正式な遺言書の作成や身辺整理を真剣に考え、娘の先々を思っては泣き、夫の気持ちを推し量っては涙の日々でしたから。。
ただ、その中でも少しずつ、不思議と自分で気持ちの整理もついて来て、出来ないことへの諦めの心積もりは出来かけていました。


そんな所に誤診→水頭症の診断だったので、短期間の気持ちのアップダウンは相当なものでした。


そして、今。
見るもの全てがキラキラと輝いていて、なんと言うか、、いまるちゃんの名づけも中々に良いなぁ~と思う程、「生きてるだけでまるもうけ」と心から思う様になりました。
娘のイヤイヤ口撃も、ドブ川の淀みも、全てが有難く、輝いて見えます。


パーソナリティー障害も寛解となり、割と人間に近い生き物になって「生きてて良かった!」って心から思った30代以来のこの気持ち。


自分も、自分の周りの人や物も、全ては移ろい易くて儚げな存在なんだと、人生は今日と同じ明日が来るなんて、絶対わからないんだと、シミジミ実感しました。
それだけに、今ある全ての存在が本当に大切で素晴らしく思えます。


ただ、、最初にブログを「若年性認知症」と言うタイトルで始めた為に、ご家族の方が罹患されている方々にもたくさんご訪問頂きました。
ですから、誤診であり、実は水頭症ですよと言われた過程で、自分の正直な気持ちをストレートに表す事がとても憚られました。


でも、私の様なケースが他の方にもあるかもしれないし、今回の経緯と自身の気持ちについて、やはり記事としてご報告した方が良いと思い、記載する事にしました。


そして、始めた時とブログの主旨は変わりますが、ブログはブログで、書きたい事をポツポツと綴り続けて行こうと思ってます。
タイトルや説明の変更も、手術後に時間を見て取り掛かります。
このブログを読んで応援して下さった皆さん、上記の理由により内容は当初の話から少し変わりそうですが、どうぞよろしくお願いします。


2015.4.5  あるじゃーのん