乳酸菌パワーで人々を幸せにする会社 | 医薬翻訳のアスカコーポレーション 社長ブログ

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大阪北浜、東京田町にオフィスを持つ医薬・バイオ分野の語学サービス会社 アスカコーポレーション社長 石岡映子のブログ。

日本には本当にユニークな会社がある。腸内細菌を研究し続け、乳酸菌などの有用微生物の培養に力を注ぎ、菌が秘める未知のチカラを最大限に引きだす、整腸剤はもちろん、薬用人参等生薬製剤や鼻炎、睡眠障害の薬剤、ビタミン剤など、様々な分野、薬剤、製品にこの会社が開発・製造する原料が使われている。

 

乳酸菌入りのショコラまでも作ってしまった。チョコレートで乳酸菌をコートすると、胃液中で乳酸菌の生存率が向上するというから、まさに、きれいになって痩せるかもしれない夢のようなチョコレートだ。

胎内にいる赤ちゃんには微生物は存在しないが、生まれると同時に外の環境と接触し、母親などの近親者との接触で、口腔内、消化管内、鼻腔内、泌尿生殖器に微生物が定着するのだそうだ。腸管内の常在細菌が腸内細菌であり、腸内フローラと呼ばれるほど、テニスコート1面分のお花畑のように細菌類が生息しているのだそう。


その細菌が病原体の侵入を防ぎ排除する。ビタミンを生成し、免疫力を高めることにつながる。
近年ではプレシジョンメディシンの効き目が腸内細菌の状態によって左右されるという研究報告も出ている。

この会社には400株以上の菌株ライブラリーがあり、消化整腸作用のある酵母製剤や、納豆菌や乳酸菌、乾燥酵母、消化酵素、ビタミンなどを配合した総合胃腸薬も開発。その後に様々な新しい薬剤の開発に繋がっている。

 

製薬、食品会社などが共同開発として販売しているので社名は見ることはないが、日本人でお世話になっていない人はいないかもしれない。

 

会社の仕組みや製品もユニークではあるが、本社屋もコテージ風、ヨーロッパの会社みたいで本当に素敵だ。
この会社名は「日東薬品工業株式会社」、“NOSTER(ノステル)”という新ブランドでバイオ医薬品事業を立ち上げ、乳酸菌4種を含む、7種の菌株をまずは食品向け原料として供給し始めている。


会社とその取り組みがScience 22日号に紹介されている。

若さと健康を保つために、絶対必要な会社だ。私ももちろん大ファンになり、薬局で購入、お正月、母に渡したいと思っている。

 

英語版は、
http://www.sciencemag.org/advertorials/birth-postbiotics-harnessing-power-lactic-acid-bacteria-human-well-being
日本語でも。
https://www.nitto-pharma.co.jp/news/965/