疑心暗鬼は内なる敵だ。
実現可能なことでさえ、恐怖を抱いて失敗させられてしまう
- ウィリアム・シェイクスピア -

 

恐怖は、本来安全弁みたいなもので

何かの都合でそれを感じられなかったとしたら

すぐに事故や災害に巻き込まれて

ご先祖様の段階で絶滅していたことでしょう。

でも、必要のないときや

一か八かの賭けに出るときに発動すると

今度は壊れて固着したブレーキみたいなもんで

進む力が大方そがれてしまいます。

 

催眠のクラスで教わったテクニックがあって

まず、自分の恐怖症にお礼を述べた後

必要な時にだけ働いてくれるよう頼むんです。

なにやら科学と言うより文学の世界みたいですが

これがまた、笑っちゃうくらいよく効く。

にわか催眠術師の私がやっただけで

閉所恐怖症を克服した人がいましたっけ。

そのとき、私を練習台にした人は下手だったのか、

私の高所恐怖症はそのままですが、、