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インド旅行記㉒
インドで教えてもらったこと
マリーナビーチでの衝撃的な出来事のあと、
何かを誰かを責めるのではなく、ただ起きたこの出来事を感じて受け止めていたと思う。
そして、育った環境や経験からくる私の持つ常識や価値観は、いとも簡単に覆ることを体感した1日となりました。
ayaメモ
雨の中、本屋さんにいきチェンナイの「出版社「タラブックス」いき、カーパレーシュワラ寺院、とジヴァの寺院にいく。
昨日スタッチュを買った場所のとなり。。。
ここでもサンダルを脱いで寺院の中に入った。
インドでは当たり前のこと。
驚いたのは、寺院の中にも物乞いがいて「money」と手を差し出していた。
当たり前のこと光景なのだろう、誰もが見て見ぬ振り。
寺院から出てサンダルを履こうとすると、置いたはずの場所にサンダルが無い。。。
何度見ても、周りを探しても見つからない。
みんなが何度も何度も、違う場所も探してくれたけど見つからなかった。
「無いなら仕方ない」
そう思った自分に驚いた。
でも、本当にそれしかなくて。
いまここにサンダルは無い。
それだけで、無いことを受け入れるかどうかだけ。
私の物を盗られたと思うと、悔しいとか、なんで私がとか、怒りの気持ちが出てもおかしくないと思う。
確かに私の物だったけれど、カタチあるものはいつか壊れて無くなる。それが今だっただけで。
誰かが持っていったとしても、その人には盗る理由があり(買うことが出来ないなど)その人が悪いではなく環境のせいなんだとおもった。
罪を憎んで人を憎まず…みたいな気持ち。
私のものだったサンダルが、誰がのものになり、サンダルがあることでその人か怪我をせず歩けるようになったり、生活がしやすくなるのなら、
それで良いんだと思ったんだ。
それも宇宙の循環の一つ。
旅行の最終日で裸足で歩くことも慣れていたから、受け入れることができたのかもしれない。
バスに戻る前にサンダルを買おうとみんなが探しながら歩いている時に、バスから見ていた布を買うことが出来た。そして、先生が探していた絵にも出会えた。
サンダルが無くなった事は驚いたけれど…ちゃんと意味があることだったんだ。
ホテルに向かうバスの中で、サンダルを無くした傷心のレディースにと、メンズ2人からサプライズプレゼント!
その気持ちに癒されました。
ありがとうだけじゃ伝わらないかもしれないけれど、この時、本当に嬉しかったんだ
バスの中のガネーシャはいつも綺麗に飾られていたよ。
この日の夕食は、最後の夜ということだけでなく、多分みんな不思議な感覚だったと思う。
今日起きた出来事はきっと忘れられない。
つづく。