どうしてにんじんは赤く、大根は白く、ごぼうは黒いのか、ご存知でした?
もともとは、同じように白かったそうですよ。
ある日、ドロ遊びをしていたら、三人とも真っ黒になってしまいました。
そこで三人はお風呂に入ることにします。
一番はにんじんさん。
お湯が熱すぎて、のぼせて真っ赤になりました。
二番目はだいこんさん。
少しお水をたしてぬるくしたので、ちょうどいい塩梅。
ごしごし洗って、すっかり元通り、真っ白になって出てきました。
三番目はごぼうさん。
お風呂なんて嫌いだよ、いいかげんに洗って出てきたので、ほら、真っ黒のまま。
それからずっと、にんじんは赤、だいこんは白、ごぼうは黒なんですって。
このお話にはいくつがパターンがあるようです。
お風呂に入る順番が違うくらいですけど。
「にんじんさんがあかいわけ」というタイトルの本も、内容は同じです。