エリザベスは本の虫 | アトリエぽーぽー

アトリエぽーぽー

『アトリエぽーぽー』は、創作を楽しむ絵画教室。
講師あけやまひかるは、お月謝袋やレターセットなど、クラフト製品の販売も行っています。
このブログは、生徒さんと保護者さまへ発信していますが、
絵や工作について、みなさまのご参考になれば幸いです。

エリザベスは本の虫


もうこういうお話、大好き。

ただひたすら、エリザベスがどんなに本を好きか、どれほど本を読み続けるか、について書かれた本なんですが。

「エリザベス・ブラウン デートするより 本がすき」
私も若かりし頃「オレと本とどっちが大事なんだ? 本だろ?」と、つきあっている男の子に言われました。
「うん」って答えました。
よく振られなかったなー。
「クリスマスプレゼントに何が欲しい?」と訊かれて「広辞苑」と答えました。
探してくれました、古本屋で。
喧嘩をしたり、約束をやぶったりすると、お詫びに本を買ってくれました。
岩波文庫の薄いやつ。
そう考えるとケチな人だったけど、学生だったからしょうがないですね。

さて、エリザベス・ブラウンは、とうとう部屋を本に占領されて、自分の居場所がなくなってしまいます。
本は天井まで届き、ドアも塞いでしまいました。
そこで役場に行って、家ごと本の寄付を申し出ます。
立派な「エリザベス・ブラウン記念図書館」ができました。

エリザベス・ブラウンは友だちの家に住み、おばあちゃんになっても住み続けます。
そうして、図書館で本を借りては、あいかわらず読みふけります。

私も実家の本をすべて処分したのを機に、本の所有欲は皆無になりました。
図書館という素晴らしい本棚がありますから。
本代と思えば、税金も安いものです。